ミラーレスが一眼レフがごっちゃになってるので今一度それぞれの違いを整理しよう
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
「僕のカメラはレンズ交換ができるから一眼レフなんだよ」てなこと言ってませんか? そのカメラ、一眼レフじゃなくてミラーレス一眼じゃないですよね?
ルックスがぽいから一眼レフって言ったり。
たとえばこいつは富士フィルムのX-T20ですが一眼レフな見た目だけどミラーレス一眼です。
一眼であって一眼レフではないっすよ。
これはミラーレス一眼カメラです。
最近、テレビでも見かけるんですが「一眼レフが趣味なんすよ」とか言ってるタレントが首からかけてるカメラがミラーレスだったり。いやいやそれは見た目は一眼レフっぽいけどミラーレスやで! ってテレビにツッコミ入れたくなることがあるんです。
結構知らない人いるかも。
レンズ交換できる=一眼レフじゃないからね。
一眼レフの『レフ』という言葉はカメラ内部になる鏡(レフレックス)からきているもので、ミラーレスは『ミラーがレス』なので鏡が無いという意味です。
『ミラーレス一眼レフ!!』 とかもうわけのわかんない文言が飛び出しそうな勢い・・・。
おいおい、ミラーレスなのになんでレフってんだよ。そんな言葉ありませんから。
- カメラ内部のミラーの有無
- ファインダーが光学式か電子式
この2点がミラーレスと一眼レフの違いです。
カメラの大きな違い
ミラーの有無
一眼レフカメラとミラーレス一眼の大きな違いはその名の通りミラーの有無です。
このページでガッツリ説明してやろうか! って思ったけどキヤノンさんの公式ウェブサイトで説明されちゃってます。
キヤノンのサイトへ離脱されそうですが一応リンク貼っておきます。
大きな違いはミラーの有無ということなので一眼レフとミラーレス一眼の断面図を作ったみたので見ていきましょう。
こちらは一眼レフの断面図です。レンズから取り込んだ光をミラー(反射鏡)を介してペンタプリズムを通してファイダーヘ行きます。
反射鏡とペンタプリズム(又はペンタミラー)でファインダーに結像させるカメラのことをレフレックスカメラと呼び一眼レフの語源となっております。
続いてはミラーレスです。レンズから取り込んだ光は直接イメージセンサーで読み取って、電気信号に変換しファインダーへ送っております。
この図から説明しますと、一眼レフは光とミラー(反射鏡)を使ってプリズムを通してファインダーへ画を送っているのに対し、ミラーレス一眼は反射鏡がないのでイメージセンサーにいったん取り込み電気信号でファインダーへ画を送っております。
一眼レフとミラーレスの大きな違いはこのミラーの有無です。
僕が描いた図でお解りいただけましたか?
一眼レフの“レフ”ってミラー(反射鏡)のことなので、ミラーのないミラーレス一眼は一眼レフと呼びません!!
今回僕が言いたかったことはこれだけなんだけど、せっかくなんでもう少しミラーレス一眼について書いてみます。
ミラーレス一眼は一眼レフと違ってミラー(反射板)とペンタプリズムを必要としないので、カメラ本体を薄くすることができ軽量小型に作ることができます。
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ソニーのα7シリーズはイメージセンサーがフルサイズでありながらミラーレスなのでボディが小型で軽量です。
ファインダーが違う
もう一つ違いがありまして先ほどの図を見てお分かりだと思いますがファインダーの違いです。一眼レフはミラーとプリズムを介して結像した画をファインダーで見れるの光学ファインダー(OVF)に対し、ミラーレスはイメージセンサーが取り込んだ画を電気信号に変化したものをファインダーに映し出す電子ファインダー(EVF)になります。
- 一眼レフ:光学ファインダー(OVF)
- ミラーレス一眼:電子ファインダー(EVF)
光学ファインダーの特徴
光学ファインダーはレンズにから入ってきた光を鏡とプリズムをただ反射したものなので、ファインダーに映る画は現実世界の画です。例えば鏡に映った自分の姿ってありのままの姿を映しますよね? 当たり前ですが鏡にタイムラグなんてはありません。このタイムラグがないのが光学ファインダーの一番いいところです。
このタイムラグ有無はスポーツを撮ったりなど速い動きのある被写体にとても有利です。光のスピードでファインダーに結像するのでタイムラグなんて存在しないんです。
光学ファインダーのメリット的にはあとは電源が必要ないので、電池持ちが良いことですね。一眼レフはバッテリー1つで1000枚とか余裕で撮れちゃいます。
電子ファインダーの特徴
対して電子ファインダーの特徴は撮影した結果がファインダーで確認できることです。ファインダー自体が液晶画面なのでホワイトバランスが確認できたり、色彩をカスタマイズしているならそれも反映した状態で撮影できます。ピントが合っている面を表示するピーキング機能もあるのでオートフォーカスのできないレンズでも苦労することなくピント合わせをすることができます。
ファインダー上に撮影者が必要な情報を表示できるのが光学ファインダーにはできない最大のメリットです。
ですが、光学ファインダーに比べて少々タイムラグが生じてしまいます。これは実際に自分の目で確認したほうがいいです。光学ファインダーに慣れてしまっている僕はこのタイムラグがどうも気に入りません・・・。
そして電子ファインダーは電源が必要となりますのでバッテリーの消費が激しいです。
フランジバックが短い
そしてミラーレス一眼は一眼レフカメラに比べてフランジバック(マウントから撮像面までの距離)が極端に短いので、マウントコンバーターを使用すると他社メーカーのレンズを使用することができます。
キヤノンEFマウントのフランジバックの長さは44mm。ニコンFマウントは46.5mmと一眼レフのフランジバックはミラーボックスのスペースが必要なので距離が長めに設定されております。
フランジバックの短いミラーレス一眼にマウントコンバーターでフランジバックの距離を足してあげれば、他社メーカーのレンズが使用できてきしまうということです。
ニコンのオールドレンズが α7で使えたりとができちゃうんですよね。
電子ファインダーはピントがつかみやすいピーキングを表示する機能があるので、オートフォーカスができないマニュアルレンズのピント合わせも楽になります。すごい機能。
構造が違うだけでどっちが綺麗に写るなんて無い
よく比較されるのが一眼レフとミラーレスってどっちが綺麗に写真を撮ることができるのかという部分ですが、それぞれの違いってカメラ本体の構造が違うだけでどっちも綺麗に写真が撮ることができます。
だからどっちが綺麗? なんて比較はナンセンスです。
光学ファインダーを見ながら撮影をするのか、液晶画面を見ながら撮影するかの違いだけです。
強いて言うなら、一眼レフの方がミラーレスよりも世に出て時間が経っているので対応するレンズが多いぐらいでしょうか?
それでも、さっきフランジバックが短いミラーレスの特徴を書きましたがマウントコンバーターを使えばミラーレスでもいろんなメーカーのレンズで撮影を楽しむことができます。
まとめ
ということで、ざっと一眼レフとミラーレス一眼の違いを書いてみました。
改めて調べてみましたが電子ファインファーにピーキング表示ができるのっていいですよね。オールドレンズをα7で復活させるとかロマンがあってワクワクしちゃうし。これやってみたいわ。
一眼レフにもライブビューがあるけどピーキングってニコンだとD850でやっとできるようになったんじゃないかな。ニコン一眼レフのライブビューのフォーカスって、本当クソだからちょっと使えない子。
マニュアル操作でやってるけどピーキングできれば本当に助かるんだよねー。僕のD750でもアップデートで使えるようにならないかなぁ。
▼そんな僕が使っている一眼レフはニコンD5600
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