ディズニーでオススメする一眼レフレンズ3選【ニコンDXフォーマット編】
ディズニーに限らずですがテーマパークや遊園地などなど、決して撮影がメインではないんだけど、思い出は一眼で撮ってキレイに残したいです。
僕も当時の彼女(今嫁)に
「ディズニー行くのにそんなゴッツいカメラ持って行ってどうすんの?」って
変な目で見られてました。だって持って行きたいんだもん!!
写真も大切だけど遊ぶのも大切です。
ということで思いっきり楽しみたいけど、撮影も妥協したくないあなたにディズニーでオススメDXレンズ3本を紹介したいと思います。
個人的にはディスニーで特に重要な4つの項目。
- 携帯性
- 夜間の強さ
- ショーでの撮影
- キャラクターグリーティング
4つの観点から独断と偏見でオススメ度を5段階で採点してみましたよ。
まずは携帯性。これはディズニーに限らずだけど軽くてコンパクトは正義です。アトラクションによってはカバンに仕舞わないといけません。1日中首にかけるのも疲れます。
夜間の強さ。ディズニーの1日は長く3分の1は日が沈んでいます。屋内の撮影も多くなると思うので重要な項目です。
そしてショー。フロート上できらびやかに踊るダンサーも撮りたいですよね、遠い位置にいるミッキーも撮りたいです。そうすると必要になるのは望遠端の焦点距離です。
最後にキャラクターグリーティング。キャラクターの全身を撮りたければ最低18mm(フルサイズ換算28mm)は欲しいところ。ミートミッキーなど屋内ではレンズの明るさも重要です。
上記の4項目でオススメレンズを3本紹介したいと思います。
- ⒈AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
- ⒉AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
- ⒊AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
- 番外編 AF-S X NIKKOR 35mm f/1.8G
- まとめ
⒈AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
携帯性 |
★★★★★ |
5 |
夜間の強さ |
★★ |
2 |
ショー |
★★★ |
3 |
キャラグリ |
★★★★ |
4 |
携帯性
携帯性では他のレンズに比べて群を抜いて非常に軽量なズームレンズ。レンズが繰り出す沈胴式なので撮影しないときはレンズをコンパクトに納めることができるので、バッグにしまってもかさばりません。
ディズニーでは重たいレンズは持ちたくないですからね。本気の撮影ならまだしも遊びメインでは軽さは正義。
夜間の強さ
望遠端55mmの開放F値5.6と小さいので、屋内では明るさによっては問題ない場合もありますが、夜間の屋外はでは厳しいです。VR搭載ですが被写体ブレは避けられません。撮影される人はピタッと止まってないとブレますね、夜の動いているものは難しい・・・。被写体を止めるためにもシャタースピード稼ぎたいとこですがISO感度上げざるをえないです。これとは別に標準域の単焦点レンズが欲しいところ。
ショー
ディズニーランドでの昼間のショーや比較的近くの被写体は撮れますが、望遠端が55mm(フルサイズ換算82.5mm)なのでフロートに乗ったキャラのバストショットや、メディテレーニアンハーバーでの水上ショーは届きません。別途望遠レンズが必要です。
エレクトリカルパレードは工夫次第ではなんとか撮れそうですがレンズが暗いので難度があがります。ファンタズミックのミッキーとかは物理上、望遠が足りない&レンズが暗いので無理ですね。
このファンタズミックって暗い&遠いというのレンズに対する要求が一番高いんです。ウン百万クラスの望遠単焦点レンズ+D一桁機で狙わないと難しいジャンルなんで、広角でショー全体を撮るならまだしもミッキーのバストショットなんてこの組み合わせでないと無理ですね〜。
キャラグリ
広角端が18mm(フルサイズ換算28mm)でキャラの全身が収まるので問題ありませんが、屋内のキャラグリ、ミートミッキーや夜間のキャラグリでは外付けのフラッシュが欲しいところですね。
オススメ度は4
やはり遊びメインでは軽くてコンパクトなレンズは有利です。一日中重たいレンズ首からぶら下げるものしんどいですし・・・。
弱点が望遠端が短いこと。ショーを割り切るかもう1本望遠レンズを持っていくか。
あと、暗いのも弱点なので夜用の単焦点レンズを一緒に持っていくのがベストだと思います。せっかく軽量がウリなレンズなのに結局荷物が増えてしまいますね・・・。
結構近づいて撮ってますが広角端18mmあればこれぐらい広い絵が撮れます。
⒉AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
携帯性 |
★★★ |
3 |
夜間の強さ |
★★★ |
3 |
ショー |
★★★★ |
4 |
キャラグリ |
★★★★ |
4 |
携帯性
長さがあるので少しかさばるかも。
あとD3000系やD5000系との組み合わせになるとレンズの方が重たいので前のめりにななって、少しバランスが悪くなります。でも18-140mmまで幅広い焦点距離を1本でカバーできるのがこのレンズの強みなので、余計にレンズを増やすことなく結果的に荷物が減るというメリットもあります。
夜間の強さ
やはり望遠端が開放5.6なので暗い方ですね。最近のDXは高感度に強くはなっていますが心もとないです。やはり標準域の単焦点レンズがあれば心強いですね。
ショー
昼間のショーは問題はないと思います。望遠端も140mm(換算210mm)あるので遠いキャラやダンサーも迫力ある絵が撮れます。D7000系ならクロップ機能もあるので140mmにクロップ1.3xで182mm(換算273mm)までカバーできます。
夜のショーは開放F値が小さいので工夫が必要です。先ほども申しましたがファンタズミックは満足できる写真は撮れないですね。
キャラグリ
グリーティングは問題ないです。屋内or夜なら外付けフラッシュが欲しいですが満足できる写真が撮れると思います。
オススメ度 4
やはり便利ズームだけあって18−140までカバーできるのが強いですね。余計なレンズを持たずに済むので荷物も減りますしね。
ちなみ僕はD7200&18-140のコンビで写真を撮りまくりましたが、本当に活躍してくれましたよ。
望遠が少し足りなくてもちょいとクロップしてあげれば、このように被写体をたぐい寄せることができます。ウェブにあげるぐらいなら全然問題ないですね。
でもやっぱり暗いのがネック。もう1本標準域の単焦点レンズが欲しくなります。
⒊AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
携帯性 |
★★★ |
3 |
夜間の強さ |
★★★★★ |
5 |
ショー |
★★★ |
3 |
キャラグリ |
★★★★★ |
5 |
携帯性
携帯性に関してはさっきの18-140よりかは短くて比較的コンパクトなレンズの部類なんだけど、デカいフードが少しジャマになるかもしんないです。
夜間の強さ
何と言っても広角端F値! 開放2.8なのでこれまでの2本に比べて圧倒的に強いです。そして望遠端も開放F4なので真っ黒な暗闇で撮らない限り問題ないと思います。
ショー
18-140の望遠端より少し短いので遠い被写体にはクロップで対応しないといけないですが、逆にこっちのレンズは広角端が16mm(換算24mm)なんで上記の2本よりも僅か2mmですが広い絵が撮れます。広角側の2mmはデカいですよ。
キャラグリ
全くもって問題なし! 焦点距離も明るさもクリアしております。強いて言うなら外付けフラッシュがあればもっとクオリティアップが望めます。
オススメ度 5
スミマセン。持ってもいないレンズに最高評価をあげるのもどうかと思いますが、使いやすい焦点距離と開放F値の大きさ、ナノクリ効果逆光に強かったりと至れり尽くせりと文句のつけようのないレンズだと思います。ただ一つネックなのが値段の高さ。
ニコンダイレクトで121,500円(税込)です。
いやね、正直なところ、僕ならDXレンズでここまで出すならレンズ買うお金をFX購入貯金に回しますね。FXレンズの方が選択肢がありますし。
本当にいいレンズなんですけどDXに縛られると思うとこの価格じゃ手が出ないですね。
番外編 AF-S X NIKKOR 35mm f/1.8G
携帯性 |
★★★★★ |
5 |
夜間の強さ |
★★★★★ |
5 |
ショー |
★ |
1 |
キャラグリ |
★ |
1 |
最後に番外編ですがDXフォーマット定番の単焦点レンズDX35mmはディズニーリゾートで使えるかどうかですが、僕は断言します。
1本だけでは非常に使いづらいレンズです。
DX35mmは決して悪いレンズではないのですがディズニーで使いづらい理由は焦点距離にあります。
DXフォーマットはイメージセンサーがAPS-Cサイズになりますので焦点距離35mmはフルサイズ換算で52.5mmになりディズニーでは画角が狭くなってしまいます。
焦点距離が52.5mmになると視界が何かに集中したような限られた狭い画角なので、シンデレラ城をバックに撮りたいと思っても、距離をとらないととフレームの中に入れるのが難しくなりますし、被写界深度が狭くなり人と背景のシンデレラ城両方にピントを合わせるのが困難になります。
キャラクターグリーティングでも頭から足先までフレームにおさめることができなので、バストショットサイズの画角になります。
ズームレンズの苦手な夜間の暗い時や屋内ので単焦点を使うなど、ズームレンズとお供するという形で単焦点レンズを持っていくのがいいかと思います。
ここでは『ディズニーに行った』というわかりやすい写真が重要。画角が限られた単焦点レンズは使いづらいものになってしまうのでディズニーではズームレンズがオススメです。
まとめ
ディズニーに適したレンズ選びということで3本を紹介してみました。
ディズニーで重要なのは
- コンパクトで軽量
- 1本で済ませられる幅広い焦点距離
- レンズの明るさ
以上の3点です。ていうかこの3拍子を揃えるために各メーカーはしのぎを削ってレンズ開発してるんですよね(汗) ディズニーに限らねーよ・・・。
ちなみに描写やクセとか細かい性能は考慮してません。
ニコンのレンズ限定であげましたが似たところでキヤノンでも当てはれるんじゃないですかね?
18-55と18-140に関しては開放値F3.5なのでもう1本単焦点レンズが欲しいとろころ。先ほどはオススメしないと紹介しましたが組み合わせるならAF-S X NIKKOR 35mm f/1.8G
35mm(換算52.5mm)が狭いと感じるなら、28mmという選択もありです。
しかしまあ今のDXって本当に高感度に強くなってきてますよね。D80を使っていた頃なんか夕暮れ以降はもうカメラを鞄にしまってましたからねー。
FXの優位性が薄れてしまってる気がします。FXは重たいしね。
って書いておきながら「ディズニーおすすめFXフォーマットレンズ!」ってのを準備してたりする・・・。
ではまたっ!