AF-Pってなに? 型番から見るニッコールレンズのスペック
ニッコールレンズの型番の読み方を覚えてレンズのスペックを理解しよう。
ってことで、キットレンズとして最も多く普及してるであろうズームレンズ『AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 』を元に、ニッコールレンズの型番の読み方を解説します。
型番の種類いていっぱいありますが、全部が全部覚える必要がありません。
ここで重要なのが、
- オートフォーカスは使えるのか?
- どこまで望遠できるのか?
- 開放絞り値は? 手振れ補正はあるのか?
- というか、僕のカメラで使えるの?
このぐらい型番から読むことができれば十分ですよ!
「AF-P」はオートフォーカスタイプ
まずはレンズ型番の冒頭にある『AF-P』という文字。
これはレンズ本体にオートフォーカスを動かすモーターが搭載しており、そのモーターが『ステッピングモーター』を使っているという意味になります。
- 「AF」はオートフォーカス
- 「P」はステッピングモーター
ここでポイントなのがレンズ自体にフォーカスレンズを動かすモーターが搭載さてれいるか否かというところ。
ニッコールレンズの中にはレンズ自体にフォーカスを動かすモーターが無いものがあり、ニコンのデジタル一眼レフカメラのラインナップで入門機にあたるD3000シリーズとD5000シリーズではオートフォーカスが使えず、マニュアルフォーカスで撮影することになってしまいます。
たとえばレンズ型番の頭に『AI AF』となっているレンズがフォーカスを動かすモーターが無いレンズになります。
『AF-P』または『AF-S』と記載されているレンズがD3000シリーズとD5000シリーズでもオートフォーカスが使えるレンズとなります。
ちなみに『AF-S』というのはオートフォーカスモーターに超音波モーターを使ったレンズで、レンズにフォーカスモーターを有したレンズで最も普及しているレンズです。
「DX」はDXフォーマット専用
次に『DX』の表記がありますが、これは『DXフォーマット専用レンズ』という意味になります。
気をつけないといけないのは“専用”というところ。
『DX』の表記があるレンズはニコンDXフォーマットの一眼レフに最適化されたレンズなので、フルサイズであるニコンFXフォーマットの一眼レフでは使用することができません。
自分が使用しているカメラがDXフォーマットのカメラであれば問題なく使うことができるけど、持っているカメラがFXフォーマットなのに『DX』の表記があるレンズを間違って買うとそのレンズは使えません。
もったい無いことになってしまうので、しっかりチェックしておきましょう。
FXフォーマットにも対応しているレンズには特に型番に記載はありません。
『DX』表記ありがDXフォマーマット専用で、記載なしがFXフォーマットレンズということを覚えておいてください。
「18-55mm」は焦点距離
広角18mmから55mmまで望遠できるよってことです。
18mmから55mmまで焦点距離を可変することができるので、このレンズはズームができるレンズということもわかります。
ズームレンズとは別に焦点距離が固定された単焦点レンズというレンズもあります。
たとえばこんなレンズ・・・
これは焦点距離が35mmに固定された単焦点レンズになります。
ズームができないレンズなんて、なんのメリットがあるの? と思うかもしれませんが、単焦点レンズはズームレンズと比べて作りがシンプルで無理のない設計となっています。
単焦点レンズの得られるメリットは『その焦点距離に関してはズームレンズには絶対に描写で負けないこと』です。
単焦点レンズはその焦点距離の専門家みたいな感じなので、一眼レフならではのボケを生かした写真撮影ができます。
余談にはなりますが、キットレンズの次に購入をオススメするのが単焦点レンズです。
キットレンズとは違ってメリハリがつけられるので写真のバリエーションを増やすことができます。
「f/3.5-5.6G」は絞りのスペック
開放絞り値が広角F3.5から望遠F5.6
- 広角端での開放絞り値がF3.5
- 望遠端の開放絞り値はF5.6
ざっというとこういう意味になります。
「f/3.5-5.6G」の左側の数字「3.5」が広角側焦点距離18mmの時の開放絞り値で、右側の「5.6」が望遠側焦点距離55mmの時の開放絞り値。
ズームレンズというのは、その複雑な構造から焦点距離によって開放絞り値が変化してしまいます。なので、カメラ側で絞りをF3.5と設定していても焦点距離を55mmにすると勝手にF5.6まで絞られてしまいます。
中には広角から望遠まですべての焦点距離で絞りをF2.8まで開けられる『F2.8通しレンズ』というズームレンズがもあり、わかるとは思いますが超高額なレンズになります。
まあ興味がある方は一回覗いてみてください・・・。
末のアルファベットは絞り機構のタイプ
末についているアルファベット「G」というのは機械式で絞りを動かすレンズです。その他に絞り制御を電子的に行うEタイプもあります。
- Gタイプ:機械式
- Eタイプ:電子式
- Dタイプ:D信号タイプ
Dタイプに関しては説明が難しくなるのでここでは少し割愛しますが、Dタイプレンズは見た目で大きく違うのはレンズ本体に絞りリングも持っている点。
もちろんカメラ側で絞り値を設定することはできますが、Dタイプレンズはレンズ側でも絞り値を決めることができます。
ちなみに、それぞれの絞り機構のタイプでレンズの性能に大きく差はありません。強いて言うならDタイプのレンズは販売から期間が経っている古いレンズ。見た目もレトロなレンズです。
Eタイプレンズは使用できない一眼レフやファームアップが必要なカメラがありますのでニコン公式ウェブサイトで必ず確認をしてください。
外部サイト▶︎カメラとニッコールレンズの組み合わせについて | レンズ | ニコンイメージング
VRは手振れ補正
「VR=Vibration Reduction」手ぶれ補正機構をレンズに搭載さてれいる意味です。
ニコンやキヤノンの一眼レフでは基本的に手振れ補正をレンズ側に搭載します。ミラーレスの場合はカメラ側に手振れ補正をつけることが多いんですけどね。
理由は一眼レフはレンズから取り込んだ画をミラーを介して光学ファインダーで見ながら撮影をするので、レンズに手振れ補正がないとファインダーの画が安定しないんですよね。
ということはレンズによってはVRが無いレンズもあるので、手振れ補正が効かないレンズもあるということになります。
まとめ
ざっとニッコールレンズの型番の説明をしました。
今回はキットレンズの型番の読み方でしたが、本当はこのほかにもまだまだあります。
- 『ED』収差を抑えたレンズ
- 『N』ナノクリスタルコーティング
- 『PF』フレネルレンズ
などなど・・・
ま、興味があったらニコン公式サイトでも覗いてみてください。
外部サイト▶︎ニッコールレンズテクノロジー | レンズ | ニコンイメージング
今回の解説したレンズはこちら。
オススメのニコンカメラレンズキット
ニコンAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRの外観レビュー
ニコン一眼レフカメラD3400およびD5600のダブルズームキットに同封されている望遠レンズ。
AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
今回は外観レビューということで、いろいろレンズを舐め回すように(表現がスミマセン)外観を見ていきましょう〜
▼実際にこのレンズで撮影した時のレビュー記事はこちら
AF-P DX 70-300mmのスペック紹介
まずは簡単にAF-P DX 70-300mmの簡単なスペックを紹介していきましょう。
広角端が70mmなので注意
焦点距離70mmはフルサイズ換算だと105mm相当なので一番引いた状態でもすでに望遠の焦点距離になります。
▼フルサイズ換算に関してはこちらの記事を参照ください
以前、ステッピングモーターが採用される前のキットレンズとして販売されていた望遠レンズが、55mmスタートだったのに対し少し望遠側にシフトしています。
このAF-P DX 70-300mmは焦点距離70mmからスタートなので、完全は望遠ズームレンズとして使うことになります。少々使い道が限られてしまうかもです。
望遠側300mmは必要十分
望遠端は300mmなのでフルサイズ換算で450mm相当までカバーすることができます。
450mm相当まで伸びるので望遠に関してはとりあえず困ることはなさそう。
望遠レンズはそこまで出番は多くはないですが、僕の使い道としては子どもの運動会やディズニーでのパレード撮影かな? 換算450mmも守備範囲があれば必要十分ですね。
開放絞り値はF4.5からF6.3
少し気になっていたのが望遠端の開放絞り値がF6.3というところ。F6.3といえば暗いイメージなんですが、確かに屋内での撮影や太陽が出ない日での撮影は少し弱そうですね。
天気の良い屋外で本領発揮する感じ。
開放絞り値が暗いとなるとISO感度を上げて適正露出をカバーすることになるので、高感度ノイズに神経質になるかもしれません。
オートフォーカスはまったく問題無し
もうこれはいうことありません。AF-Pレンズ『ステッピングモーター』なのでストレスフリーの爆速オートフォーカスです。
もうね、ニコンのレンズ全部ステッピングモーターになればいいのにと思うぐらい、めちゃんこ快適です。
▼標準ズームの方もめちゃんこ快適
AF-P DX 70-300mmの外観レビュー
ということでAF-P DX 70-300mmの外観を見ていきましょうか。
ニコンD5600にAF-P70-300mmをセットしてみるとこんな感じです。
望遠レンズなので当たり前ですが長いレンズです。
ニコンD750+24-70VRと横に並べてみると同じぐらいかな? てかフルサイズのレンズがデカ過ぎですね。
同じサイズ感で換算450mmまでカバーできるので、DXフォーマットのコンパクトさが際立ってますね。ちなみに重量はD5600+AF-P DX 70-300の方が軽量です。
レンズ前後のキャップと保護フィルター込みになりますが重量は454g
こりゃ軽い。
D5600と合わせて894gと1kgを切る軽量っぷり。
こんだけ軽いのでDXフォーマットで望遠、FXフォーマットで標準域と2台体制で撮影を挑むのも苦になりません。
ちなみに上野動物園でのレビュー記事もこの2台体制で挑みました。
ついでに一眼レフ2台体制の考察記事のリンクも貼っておきます
望遠300mmの時はこのようにビヨーンと伸びます。
コスト削減のためにキットレンズはマウント部分にプラスチックが使われているんですよね。
特にやわいものではないけど、金属マウントと比べて磨耗に弱そうですね・・・。
マウントキャップもコストカット品です。これもキットレンズおきまりのパターンです。
特にどうってことないんですが、プレート部分もエンボス加工ではなくプリント。
キットの標準ズームAF-P18-55と同じです。
スイッチ類は無し
レンズ本体にはスイッチ類はいっさい無く、フォーカスのオートマニュアル切り替えや手振れ補正のON/OFFはカメラ本体で行うことになります。
レンズフードが付属していないので別途購入
これもキットレンズお決まりなんですがレンズフードが別売りです・・・。
レンズフードって本当に付けておいたほうがいいです。
描写の向上はもちろん、不慮の落下事故でもレンズフードが身代わりになってくれるのでレンズを守ってくれるんです。
レンズフードはとても大切なものなので準備しておきましょう。
ということでAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRに対応したニコン純正レンズフードはこちら
▼標準ズームとセットにお得な互換レンズフードもあります
ついでですが保護フィルターの口径は58mmですよ!
カメラ関係のアクセサリーはAmazonベーシックがダントツで安い。
マウントキャップ単品でも買うことができます。やっぱこっちの方がしっかりと閉まるので安心できます。
まとめ
外観を中心にAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRのレビューを書いてみました。
まあ正直な所、キットレンズなりの製造コストを抑えた作りになってます。このレンズからは所有感ってものは微塵も感じません。
ですが!
写りに関してはキットレンズだからといって侮ってはいけません。
ナメると痛い目に合います。
価格帯は非常に安い部類ですが描写性能に関してはまったく問題がありません。
今回の記事ではは描写に関しては触れていませんが気になる方はリンクを貼っておくので参照ください。
▼今回レビューしたレンズはこちら
ニコン巻きという見た目がスッキリする正しいストラップの巻き方
カメラストラップの『正しい巻き方』があるって知ってました?
普通に巻くとこんな感じになると思います。
別にこの巻き方でも外れる事はないと思いますし、ストラップの機能も果たしてくれるので大丈夫なんですが、端っこがピロピロっと出てしまうのって気になりません?
僕は神経質なんでめちゃくそ気になります
でも巻き方を工夫する事でこのピロピロ端っこを上手に出ないようにする巻き方があります。
こんな感じで端っこを中に巻く事でピロピロっと出てきません。
この巻き方は『ニコン巻き』または『報道結び』と呼ばれるストラップの巻き方です。
僕みたいに端っこが気になってこの巻き方をする人もいますが、ストラップの取り付ける位置ってカメラのファインダーに近くて、ストラップの端っこが目に入ってしまう危険性があるんですよね。
ストラップの端っこは繊維が解けないように糊で固められているので、目に入ってしまうと網膜を傷つけかねないので危ないです。
てことで、今回はちゃんとしたストラップの巻き方『ニコン巻き』のやり方を紹介。
そんなに難しくはないです。
ニコン巻きのやり方
1.ストラップのパーツを確認しましょう
実際にストラップを巻いていきますが、ストラップに2つのパーツがあることを確認しましょう。
ストラップの先端には画像の左の『アジャスター』と右側の『リング』があるの確認してください。
正しく取り付けないとストラップが外れてカメラとレンズと地面に打ち付けるという悲惨な結末を迎えることになるので、絶対に確認して正しく取り付けましょう。
2.画像のように取り付ける
まず最初はこんな感じで普通のストラップの巻き方と一緒です。
リングにストラップを通します。ここも普通の巻き方と同じ。
3.アジャスターの通し方にひと工夫
ここからが普通の巻き方とは違うニコン巻きのやり方です。
ここのポイントが純巻きと違うところ。アジャスターにストラップを通す時に純巻きとは反対の穴に通します。
こうするとストラップの先端が内側に入り込みます。
4.ニコン巻きの完成!
こんな感じで先端が飛び出ることなくスッキリさせることができます。
あとはお好みの長さに微調してニコン巻きの完成です。
まとめ
ということで、簡単になりましたがニコン巻きの紹介でした。
僕はニコンユーザーなので初めてこの巻き方を知った時は「ニコン巻き!? ニコンユーザーならやるっきゃないっしょ!」って感じでやりましたが、通常の巻き方だとストラップの先端が飛び出てしまうので、飛び出たストラップ先端が目に入る危険性があるということを踏まえると、この巻き方は理にかなっていると思います。
『ニコン巻き』と言いますが、キヤノンユーザーやソニーユーザーにもぜひやってもらいたいストラップの巻き方ですね!
ニコンD5600の致命的なところ。ライブビュー時のAFがクソ遅い
サブカメラとして僕の所にやってきたニコンD5600。
1ヶ月ほど使ってみてニコンD5600の僕的に『いただけなかった部分』をひねり出した記事を以前書いてみました。
正直な感想としましてD5600は非常に出来が良い一眼レフカメラなので『後継機なんかいらなくね?』というのが本音。
グリップもニコンが最近新しい一眼レフに積極的に取り入れている『モノコック構造』のおかげで深くて握りやすいし。
オートフォーカスもキットレンズのAF-Pレンズが調子いいので、バシバシ決まって爆速。
ファインダー像が暗いけどこのクラスの一眼レフはペンタミラーがお決まりなので、明るくて大きなペンタプリズムを採用する下克上は起こらないと思うので仕方無し。
ということで、ニコンD5600はこのクラスのカメラとして、最高のスペックをつぎ込んでいるので、僕にとっては非常に高評価のカメラなのである!
でも、1つだけ致命的にダメなとろころがあるんです。
ダメダメなライブビュー時のオートフォーカス
ライブビューというのは光学ファインダーではなく、背面の液晶画面を確認しながら撮影すること。
ニコンの一眼レフカメラすべてに言えることなんですが声を大にして言いたい。
ライブビュー時のAFがクッソ遅い
ライバルメーカーであるキヤノンが出来てなんでニコンが出来ないの?
これだとユーザーが離れていっちゃいますよ。 この部分においてキヤノンに完全に周回遅れにされている。
オートフォーカス方式に問題
このライブビューオートフォーカスの方式ってファインダーを覗いての撮影の時とオートフォーカスの方式が違うんです。
一眼レフカメラは通常撮影時、レンズから取り込んだ画をカメラ内部のミラーを介してファインダーとオートフォーカスを動かす『AFセンサー』に反射させて画を送ります。
AFセンサーを使ったオートフォーカスは位相差方式と呼ばれる方式で、ピントを合わせたい被写体との距離を測定して瞬時にピントを合わせることができることができます。
対してライブビューの時はミラーを上げてイメージセンサーに直接を取り込んで撮影を行うので、『AFセンサー』に画が反射されず無効になります。
ライブビュー時は位相差方式が使えなくなるので、代わりにコントラスト方式と呼ばれる合わせ方に切り替わります。
ピントレンズを前後に動かして1番コントラストが高い部分を探りながら合わせる方式なんですが、これが位相差方式と比べて超鈍足なんです。
- ファインダー:位相差方式は早い
- ライブビュー:コントラスト方式は遅い
これがニコンのカメラですが、キヤノンの一眼レフはこれの対策が練られている。
キヤノンはライブビューでも位相差方式
キヤノンの一眼レフカメラにはデュアルピクセルと呼ばれる独自のオートフォーカス技術を採用しています。
ここでは難しいことは語りませんが、ようはミラーが上がってAFセンサーが使えなくてもイメージセンサーでも高速の位相差方式が使えるんだよってことです。
イメージセンサーに位相差センサーを組み込まれているものを『像面位相差AF』というのですが、今のミラーレスには当たり前のように使われているものなんですよね。
一眼レフをもっとカジュアルに使いたいユーザーや動画撮影にもとても有利なもので、今のトレンドみたいなものなんです。
ですが、ニコンは頑なにこの『像面位相差AF』を拒みます。
ニコンは一眼レフに像面位相差AFを採用しない?
像面位相差AFは画素の一部をAFセンサーに使うので、AFセンサーに使われる画素は画が読み取れない欠損画素となります。
像面位相差AFを採用すると画質低下を招く可能性があるかもしれないらしい。
これを嫌ってニコンD850に像面位相差AFを見送られてようなんですが、ニコンのこだわりなんですかね? 一眼レフは頑なにこの『像面位相差AF』を嫌がっているような気がします。
ニコンD850のコンセプトは“高精細”なので欠損画素があるイメージセンサーを嫌う気持ちはわかります。
だとしたら、気軽に撮影をコンセプトとしたエントリー向けのD5000系やD3000系の一眼レフカメラに採用すればいいのではないか?
ぜひ後継機のニコンD5700(仮)に採用していただきたい!
まとめ
カメラメーカーとしてニコンの未来が少し心配。
ニコン唯一のミラーレス『ニコン1』の開発が止まってる気がするし、期待されていた1インチコンデジの『DLシリーズ』も発売延期からの中止。
このままと他のメーカーに差がつくばかり・・・。
ニコンは本当に素晴らしい一眼レフを作ります。
スペックだけ良いこだわりの一眼レフもいいですが、もっと使いやすく、古臭い一眼レフじゃなくてカジュアルに!
ミラーレス作る気がないならエントリー向け一眼レフのD5000系とD3000系に頑張っていただきたい!
キットレンズだからとは侮れない望遠レンズAF-P DX 70-300を使ってみた感想
ニコンエントリーモデルの一眼レフカメラD5600とD3400のダブルズームキットとして、セット販売されている望遠レンズAF-P AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
このダブルズームキットの望遠レンズを担っていたレンズって正直、今までいいイメージを持っていなかったんです。
- オートフォーカスが遅い
- 解放絞りが暗い
- てか望遠レンズってあんま使わないよね
最後のやつは個人的に焦点距離が合わないということで誰も当てはまるものではないですが、キットレンズあるあるの鈍足オートフォーカス。そして小型化ゆえ口径が小さいからレンズが暗くなってしまう。
この2点はダブルズームキットを購入しようかお考えの人にとって、不安を感じているポイントだと思います。
ということで実際にニコンD5600とセットでAF-P70-300を使ってみた感想。良かった点ダメな点を交えてレビュー記事を書いてみました。
- オートフォーカス速度はどうなの?
- 望遠端F6.3って暗い?
- 70-300の焦点距離の使い勝手
その他、気になったポイントをまとめてみました!
ステッピングモーターで爆速AFを実現
早速ですがキットレンズをなめていた僕の目を覚ましてくれたのが、爆速のオートフォーカスの合焦速度です。
キットレンズの常識を覆してくれました。
ボタンを押した時には、もうすでにピントが合っています。
展示品の400mmF2.8のAFを体感した時の衝撃が蘇りました。
言い過ぎかもしれませんが、これだけでも買う価値はあります。
フォーカス駆動音がほぼ無音
すでにニコンではニコンCXフォーマットのレンズで採用されていた『ステッピングモーター』を一眼レフ用のレンズに搭載することで、快適で静かなオートフォーカスを実現することができました。
要は『速くて』『静か』になりましたってこと。動画撮影時の音にも気遣った仕様です。
ステッピングモーター採用レンズが今後増えるかも
ダブルズームキットの望遠レンズとともに標準ズームレンズAF-P18-55もステッピングモーターなのでめちゃくちゃオートフォーカスが速くなっています。
いくらカメラ側のオートフォーカスモジュールの性能がよくても、レンズフォーカス速度がボトルネックになってしまいます。
ステッピングモーターは小型軽量のレンズと相性がよく、今後マイナーチェンジされるレンズはステッピングモーターに差し代わっていくと思われます。
動画撮影をする人も増えていますので静粛性能が高いレンズは絶対に需要があるはず。ちなみにニコンではレンズ型番の頭に『AF-P』と記載されているレンズがステッピングモーターのレンズです。
フルサイズ用の望遠レンズ70-300mmもマイナーチェンジを経て、ステッピングモーター採用モデルに生まれ変わりました。
絞り値F6.3ってどうなの?
このレンズは広角端70mmの時は開放絞り値がF4.5で望遠端300m時はF6.3まで暗くなります。このF6.3って暗すぎじゃないかと心配している人っていると思います。
僕も使う前は『開放F6.3』はちょっと暗いんじゃないかなぁって思っていたんですが、際に僕がこの望遠レンズを使ってみた感想。
開放絞り値に関しては特に気にするところではありませんでした。
300mまで行ってしまえばF6.3でもボケる
絞り値F6.3まで絞っているとカッチカチでボケないイメージですが、実際300mまで焦点距離が望遠まで行ってしまえばF6.3でも全然ボケます。
ここまで行けば絞り値なんて関係ないです。
望遠端300mF6.3の作例です。ここまで写ってくれれば問題ないいじゃないですか?
むしろ安価で300m(DX使用で換算450m)まで守備範囲が広いというのを褒めてあげるべきですね。
望遠端でも画が眠くなったり甘くなる印象もまったく無し。素晴らしい
天気が悪いと弱点が露呈する?
まだ実践で試していませんが開放F6.3は太陽が出ない曇天では少し苦手にするかもしれません。
F6.3より絞りを開けれないので適正露出を得るためにISO感度を上げざる得ない場面が出て結果的に画質の低下を招きます。
開放値が暗いレンズの弱点というのが、こういう暗い場面で適正露出を得るための設定に自由がない部分なんですよね。
ブレを抑えるために最低限のシャッタースピードが欲しいとろろですが、絞り値で明るさを稼ぐことができないので、止むを得ずISO感度を上げなくてないけません。
逆に天気の良い屋外ではF6.3でも全く問題なく撮影ができるってことです!
焦点距離の使い勝手
今までエントリー向けのダブルズームキットの焦点距離は
- 標準ズーム:18mm〜55mm
- 望遠ズーム:55mm〜300mm
18mmから300mmまで途切れることがありませんでしたが、ステッピングモーター採用モデルでは
- 標準ズーム:18mm〜55mm
- 望遠ズーム:70mm〜300mm
55mmから70mmに空間が空いています。
空いてますけど撮影中に「60mmが欲しい!」ってなることあります? 多分無いでしょうw
55mmから70mmが空いていても実際に困ることはありません。足で稼ぎましょう。
完全なる望遠専門レンズになる
焦点距離が70mmスタートになるので、フルサイズ換算で105mm相当の画角になります。これはもう望遠の領域になるのでこれ1本で撮影をするとなると使い勝手が悪いかなと思います。
「今日は遠い物しか撮らないんだ」という日ならいいですが、ちょっと広く撮りたいと思った時にこのレンズだけだと画角が狭すぎます。
70-300mmは標準ズームとの組み合わせで本領を発揮する焦点距離です。
今回の記事を書く上で上野動物園へ行きましたが、AF-P AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRを1本だけ持っていくのも頼りないので、D750+24-70F2.8との組み合わせで挑みましたが、やはり標準ズームはあった方が使い勝手が良かったです。
- D750 + 24-70mm
- D5600 + 70-300mm
近くの被写体や広く撮影したい時にD750を使って、遠い被写体・動物撮影にD5600を使いました。
まあ、この望遠レンズ1本だと被写体が限られてしまうので焦点距離の短いレンズを帯同させることをオススメです。
動物園ではこの焦点距離が使いやすかった
今回は上野動物園で撮影を行いましたが、檻の中にいる動物はそこそこ距離が離れております。
標準ズームではAPS-C専用のレンズだと望遠端は55mm〜85mm程度なので距離が届かないんですよね。無理して標準ズームで望遠して大きく写そうと知るので画角が中途半端な写真を量産してしまいます。
いわゆる“なにが撮りたいのか分からない写真”ってヤツです。
AF-P DX 70-300mmは檻の中の離れた動物もしっかり寄せて撮ることができる最適な焦点距離です。
これらは一切トリミングしてません。300mmだとフルサイズ換算で450mmなんで離れた被写体もぐっと引き寄せることができました。
まとめ
実際にAF-P AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRを使ってみた感想をサクッと書いてみました。
不安視していた以下3つ
- オートフォーカス速度はどうなの?
- 望遠端F6.3って暗い?
- 70-300の焦点距離の使い勝手
まーったく問題無いです! 最近のキットレンズは非常に出来が素晴らしい!
DXフォーマットユーザーなら一押しできる望遠レンズです。よく似たスペックのレンズでAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR もありますが、こっちはフルサイズに対応している分、値段が高く重量も少し重くなります(415gに対してフルサイズ対応は680g)
将来FXフォーマットに移行を考えているユーザーでもそこまで高価なレンズでもないので遠回りにはならないと思います。
いやぁ、良いんじゃないですか? 僕は買って良かったです
▼今回のレビューしたレンズはこちら
▼キットレンズにはレンズフードは付属していないので、別途購入が必要になりますので注意!
▼ダブルズームキットはこちら
ジャングルカーニバル・ボール転がしゲームのコツ! 慌てずこれさえ守れば必ずクリアできます
東京ディズニーランド、アドベンチャーランドエリア内にある1プレイ500円の『ジャングルカーニバル』
夢と魔法の国とは裏腹に、1回あたりのプレイの値段の高さとゲーム自体の難度の高さゆえ打ちひしがれたチャレンジャーは数えきれず、それは闇ゲームそのもの。
ジャングルカーニバルには2種類のゲームがあり、“運要素全振り”の丸太投げゲーム、そしてもう一つが“テクニック”がものをいうボール転がしゲーム。
特にこの『ボール転がしゲーム』は何も予備知識無しの丸腰で挑むと難度の高さにボコボコ打ちのめされ、ただお金を飲まれるだけです。
ただボコボコにされて帰ってくるんじゃなくて、クリアしたものだけがもらえる ぬいぐるみを持ち帰りたいじゃないですか!
ぬいぐるみを提げてパーク内でドヤりたいじゃないですか!
ということでこのページで『ジャングルカーニバル・ボール転しゲームの攻略法』をご紹介。年間パスを持っていた頃、通い詰めた経験をまとめたものとなっております。
ボール転がしゲームの極意
プレイしている人をみると何も考えずゲームやってる人が多すぎます。
勿体なさすぎです。
これでは100%ジャングルカーニバルの餌食になるだけです!
ボール転がしゲームはただボールを転がしてハンドルをグラグラ傾けて運にゆだねるのではなく『ちゃんとしたクリアできる方法』があるんです。
- ハンドルを傾けすぎない
- 絶対に慌てない
この2つをまずは心がけてください。
ハンドルを傾けすぎるとボールのコントロールを失ってしまいます、そして慌ててしまってアンコントローラブルに陥り万事休す。
とにかくハンドルは傾けすぎないこと。角度は10°以上は絶対に傾けない。
これ以上傾けると、ボールのコントロールを失ってしまいます。
ゲームの正しいやり方
ということで、丸腰で挑むと必ずジャングルの猛獣の餌になるだけなので『必ず覚えておきたいゲームのやり方』を伝授します。
これを知ってるか知らないかでまったく勝率が変わってきます。
まず最初に僕が実際に成功した時の動画をご覧ください。
見ましたか? この落ち着いたハンドルさばき。
1年間通い続けて得たものです。
ボールを転がしたい方法へハンドルを切ると言うよりも、壁を使ってボールの方向をかえるイメージです。
ボールを転がしたい方向へハンドルを切ると絶対に間に合いません。ハンドルが間に合わないので慌ててしまい結果コントロール不能に陥ります。
コツは2ヶ所の壁を使ってハンドルを操作してボールを弾いてゴールを導くやり方です。
ハンドルの持ち方
車のハンドルと同じ持ち方です。手の位置は10時10分のあたりを持ちましょう。
このポジションが1番安定してハンドルを持つことができます。
姿勢もかがむだけではなく、しっかり腰を落とし膝を付いて目線を低くしましょう。
胸の位置にハンドルがくるぐらい低い姿勢がベストです。
1.始めは左の壁にセットして転がす
ハンドルのポジションが決まったらキャストから1つ目のボールをもらいます。
呼吸を整えましょう。
最初のスタート位置は必ず左側の壁にセットしてゲームを始めます。
左側の壁に沿わせてあらかじめハンドルを左に気持ちやや傾けた状態でボールを離してスタートします。
すると勝手にボールが目標の壁向かって転がっていきます。
2.壁に当てて方向をかえる
転がった先にある突き当たりの壁に当ててボールを右へ方向をかえてあげます。
この壁は真正面からぶつかったとしても絶対に飛び越えることはありません。
ここでのポイントはボールが壁に当たるときには“すでにハンドルを右へ切っておく”ことです。
壁でボールを弾くイメージでハンドルを右に切ります。
急いでハンドルを右に切りすぎると突き当たりの壁がないところまでボールが飛んで行ってしまうので、ここは落ち着いて右にスッと切りましょう。
3.最後の難関
ここがジャングルカーニバル・ボール転がしゲームで1番の難所です。
最初の壁で弾いたボールが右へ移動し始めたと同時にハンドルを左へ切ります。画像のようにボールが壁に到達するときには左に傾いていること。
早めに切らないと突き当たりの壁がないところまでボールが転がってしまいます。
ここも絶対慌てて切りすぎないこと。
おそらく慣れていない人はこの辺りでボールのコントロールを失っているはずです。もう転がるままって状態でしょう。
ですがこうやって“ボールが転がるイメージ”をゲームが始める前から思い描いておけば、慌てることなく最後までボールをコントロールすることができます。
4.そしてフィニッシュ
直前に落とし穴がありますが、気にしすぎるあまり余計にハンドルを動かすとボールが壁がない横へ落ちてしまいます。この落とし穴は特に気に必要はありません。
おそらくここまでいけばクリアするより落とし穴にボールが落ちる方が難しいと思われます。
ボール転がしゲームは1度のプレイでボールを4つ転がすことができます。
4つのボールすべての挑戦で、確実に最後のパートまで到達することができるようになら、どれかのボールでクリアすることができるでしょう。
最後のパートまではテクニックさえ身につけばカンタンに到達することができますが、ゴールの穴ってめちゃくちゃ狭くて1発で入らないと結構焦ってしいます。
微調整のつもりでハンドルを傾けると簡単に壁の外に落ちてしまいます。
この最後のパートは細心の注意を払って、心臓の鼓動も手元に伝わらないようハンドルの微調整をしましょう。
まとめ
以上がジャングルカーニバル・ボール転がしゲームの成功へのコツとなります。
- ハンドルを切りすぎない
- 絶対に慌てない
この2つを必ず心得ておきましょう。
ハンドルを切りすぎるとボールは思った以上に転がっていきます。そして慌ててしまって反対方向へハンドルを思いっきり切ってしまいます。
もうこうなってしまうとアンコントローラブルでジ・エンド・・・です。
『慌てない』『ハンドルを切りすぎない』この2つを守って、今回の攻略法でチャレンジすること。そしてボールが転がる理想のルートをイメージしながらゲームをすること。
ちなみにこのジャングルカーニバルはクリアできなくても参加賞としてピンバッジを1つもらうことができます。
このピンバッジはジャングルカーニバル限定のもので、シーズンごとにデザインも変わります。しかも雨の日バージョンのピンバッジもありますよ!
ええと1回500円なのでピンバッジを数えてみると・・・。結構やられてますね(汗)
現在35周年イベント期間中は参加賞でピンバッジではなくチャームを配布しております。
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よくわかるSDカードの選び方。たくさんありすぎる種類の中からどれを買えばいいの?
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
カメラ購入の予算を組むとき、甘く見られがちなのがSDカード。
SDカードって結局はどれを使っても写真を記録することはできるので、皆さん安いSDカードで済ましてしまわれているのではないでしょうか?
写真を撮る上で、一番大切なのは撮影した写真そのものです。
その大切な写真を保存する媒体であるSDカードはとてもカメラの中で重要なパートです。ですが多数のメーカーや種類があってどれを買えばいいのかが意外とわかりづらい・・・。
SDカードを詳しく紹介したサイトを見てみてもスペックをだーっと書いただけのページが多く、機械が苦手な方からするとどこをどうみればいいかわかりません。
ということで誰でもわかるSDカードの選び方のポイントを紹介。
- SDカードの種類・容量
- 転送速度
- メーカー選び
この3つのポイント重点にSDカードの選び方を解説していきます。
1.SDカード種類
SDカードって実は3種類の規格があります。
- SDカード
- SDHCカード
- SDXCカード
なんとなくSDカードの種類があるなぁーって程度しか知らない人がたくさんいるとは思いますが、この規格に関しては特に気にしなくていいです。
なぜならこの規格はSDカードの容量で分けられているだけだから。
- SDカード:2GBまで
- SDHCカード:4GBから32GB
- SDXCカード:64GBから2TB
たとえば16GBの容量のSDカードを購入すると必然的にSDHCカードを購入することになるということです。
なのでこの3種類の規格。『SDHCだからどうなの』っていうわけではなくSDカードの容量で分けられているという認識でOK です。
これだけは気をつけて!
最近のカメラはほとんど大容量のSDXCに対応しているとは思いますが、お持ちのカメラがSDカードの規格に対応しているのを必ずカメラメーカーサイトで確認をしておいてください。
- SDカード対応カメラ:SDカードのみ
- SDHCカード対応カメラ:SD・SDHC対応
- SDXCカード対応カメラ:SD・SDHC・SDXC対応
カメラが古くSDカードにしか対応しない場合、大容量のSDXCカードを買っても使えないので必ず確認しておきましょう。
カメラに最適な容量とは?
1日で何枚撮影したいのかっていう選び方でいいと思います。
僕はニコンD5600を使っているので1枚当たりのJPEGの容量をニコンウェブサイトで調べてみると1枚約13.4MB、16GBのSDHCカードなら929枚撮ることができます。
※2,400万画素 JPEG FINE Lサイズの容量
RAWファイルで撮影するなら1枚の容量がJPEGよりも大きいので32GB以上のもの購入しましょう。使っているカメラの1枚あたりの容量はメーカーサイトで調べることができます。
2.SDカードの転送速度
次のチェックポイントはSDカードのデータをやりとりする転送速度です。
こちらのSDXCカード。ぱっと見た感じ『45MB/s』って数字が転送速度かな? というのがわかりますが、
- 最大読み出し速度が45MB/秒
- 最低保証書き込み速度が10MB/秒
というのがSDカードの外観からわかります。
重要なのは書き込み速度の方で、書き込み速度が遅いとカメラのスペック通りには連写できず、途中で息切れを起こしてしまいシャッターチャンスを逃してしまいます。
対して読み出し速度とはSDカードに保存されているデータをパソコンへ読み出すときの速度です。
最近ではデジカメで動画を撮る人も増えているのでSDカードの転送速度は必ずチェックすべきポイントです。
- SDスピードクラス
- UHSスピードクラス
- ビデオスピードクラス
3つのスピードクラスがありますが、8K動画など大容量の高精細動画に対応したビデオスピードクラスに関しては、今回は写真撮影に重点をおいたSDカード選びということなので割愛させていただきます。
SDスピードクラス
ますは『SDカードスピードクラス』というところを見てみましょう。
『10』という数字が記載されているので『CLASS10 』というのがわかりますね。
SDスピードクラスに表示されている数字でSDカードの最低書き込み速度がわかります。
- CLASS2 = 2MB/秒
- CLASS4 = 4MB/秒
- CLASS6 = 6MB/秒
- CLASS10 = 10MB/秒
この数字は最高速度ではなく最低限保証された書き込みの速さです。
最近のカメラは2,000万画素超えが当たり前になってきているし、動画撮影もガンガンやりますよね。ここはマストで『CLASS10』を選びましょう。
ていうか、カメラ売り場に置いてあるSDカードは『CLASS10』がほとんどです。
逆にそれ以外のSDカードを探す方が難しいんじゃないかな?
中にはSDスピードクラス自体記載されていないSDカードもあって、これはもうCLASS10が当たり前ということでSDスピードクラスの記載をやめてしまっています。
でも一応、SDスピードクラスをチェックしておきましょう。
買うのは『CLASS10』です。
UHSスピードクラス
SDスピードクラスの他にUHSスピードクラスというのもあります。これは最近登場した規格になり、SDスピードクラスよりも高速で、UHS規格に対応した機器で使用する必要です。
UHSスピードクラスが『U1』でUHS-I規格というのがわかりますね。
それでは順番に説明していきます。
UHSには3種類の規格がある
これまた混乱してしまいそうなのですがUHS-IとUHS-II、最近はUHS-IIIまで登場しております。数字が大きいほど最大転送速度が速くなります。
- UHS-I = 104MB/秒
- UHS-II = 312MB/秒
- UHS-III = 624MB/秒
理論上なので実際にはここまでの速度が出ませんがSDスピードクラスよりも速くなります。
ちなみにそれぞれの『UHS-I』から『UHS-III』までの規格は全くの別物で端子自体が異なります。UHS-I対応のカメラにUHS-IIのSDカードを使っても本来の性能は出せません。
UHS-IIの本来の性能を引き出すにはUHS-IIに対応した機器が必要です。
と、UHS規格の説明をしましたが、実際のところスペック的にUHS-Iで十分の性能です。
UHS-IIに対応したカメラはニコンではD500とD850ぐらいだし、UHS-IIIなんかは登場したばっかりなので対応するカメラ自体ないんじゃないですかね?
ということで無理に値段の高いUHS-IIを買うのではなく『UHS-I』を選択しましょう。
UHSスピードクラス
UHS-IやUHS-IIの規格とは別にUHSにも最低書き込み速度を保証するスピードクラスがあります。
- UHSスピードクラス1 = 10MB/秒
- UHSスピードクラス3 = 30MB/秒
注意すべき点は「UHS-IIIだと思ったらUHSスピードクラスが3だった」というオチ。恐らく間違うことは無いとは思いますが、UHSスピードクラス3とUHS-IIIは別物です。
より速い『U3』で間違いはありませんが、恩恵を受けるのは4K動画撮影ぐらいなので、値段の安い『U1』でも十分。
パッケージに記載されている転送速度
パッケージに記載されている転送速度は製品の優位性を示した最高転送速度なので必ずしもこの速度が出るとは限りません。
- 最大の読み出し速度が45MB/秒
ということです。
300xの倍率表示はCD転送速度の150KB/秒を基準にかけた数字
「300x」なら150KB×300で45,000KB/秒 = 45MB/秒ということですね。
3.SDカードのメーカー
メーカーでSDカードのスペックは変わりません。各メーカーどれも数字通りの速度が出ますが、メーカー選びでポイントなのはSDカードの耐久性と信頼性です。
メーカーによっては異常に値段が高いものあるし、アマゾンでノーブランドのものを探せばタダ当然のようなSDカードもあります。
SanDisk(サンディスク)が信頼性No.1
記憶媒体、ストレージを専門とするメーカーなので信頼性はサンディスクが1番です。日本のメーカーでは半導体を専門としている東芝。あとはソニーも信頼性が高いです。
激安トランセンドはどうなの?
アマゾン限定で販売されている、比較的値段の安いトランセンド製のSDカードがあります。転送速度などスペック的には満たしてはいるのですが、どうもハズレを引いてしまったのか僕のカメラには相性が悪いです。
旅先の撮影でこんな表示が出ると生きた心地がしません。
値段の安さだけに惹かれて買ってしまうと、何百枚も撮影した挙句SDカードが壊れるという最悪の終焉を迎えることもあります・・・。恐ろしい。
大切なデータを保存するものなので信頼のあるメーカーから購入をオススメします。
まとめ
ということで、以上をまとめまして一眼レフに見合ったSDカードを最後に紹介して終わりにします。
- 容量は32GBを選んでおく
- CLASS10必須
- UHS-I対応
- 4K撮るならUHSクラス3
- できればサンディスク製
上記を満たしておれば間違い無いということでオススメのSDカードを紹介したいのですが、アマゾンで販売しているSDカードは並行輸入品が多数を占めております。
国内正規品よりも安く購入できる並行輸入品ですが
並行輸入品の注意点はメーカーのサポートが受けられないこと、ニセモノをつかまされる可能性があるということです。このことをご理解の上、並行輸入品を買いましょう。
初めての一眼レフにAPS-C中級機はやめとけ! 買うなら入門機かフルサイズ
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
スミマセン。タイトルが少々過激になってしまいました。
一眼レフメーカーのウェブサイトを見てみると初心者向けのエントリー機、またはハイアマチュア向けのちょっと値段高めカメラなどなど、数多くラインナップが揃っております。
一眼レフカメラ選びは自分の好みで選んで間違いはありません。一目見て「これがいい!」って感じで選ぶのもいいし、家電量販店で実機に触れてみてインスピレーションで選んでしまっても大丈夫です。
僕も人生初の一眼をニコンD80にしたのは「キムタクのCMがただカッコ良かった」と言う理由ですw
一目惚れで一眼レフを選ぶのはいいことです。
あえて僕がどれを買えばいいのかと言うと、今後その初めての一眼レフを長く付き合って行くなら
- APS-Cサイズを買うならエントリー機!
- それ以外はフルサイズを買え!
この2つのことを助言したい。
で、買ってはイケないのがAPS-Cサイズの中級機です!
そもそも何が初心者向けでどれが中級機?
|
キヤノン |
ニコン |
||
フルサイズ |
APS-C |
FX(フルサイズ) |
DX(APS-C) |
|
プロ用 |
1DX2 |
|
D5 |
|
上級 |
5Dシリーズ |
7D2 |
D850 |
D500 |
中級 |
6D2 |
80D |
D750 |
D7500 |
初心 |
|
9000D |
|
D5600 |
カメラの重量や最高シャッタースピードなど操作性をもとに、初心者からプロ用までカメラを分けてみました。
キヤノンの5Dmark4対抗するニコンの一眼レフカメラはD850というような感じです。
ニコンDfは少し特殊なカメラなのでこの表には記載していません。
キヤノンとニコンから販売されている一眼レフはイメージセンサーに2種類の大きさのものが搭載されており
- フルサイズ(ニコンFXフォーマット)
- APS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)
大きい方がフルサイズセンサーでそれよりも一回り小さい者がAPS-Cサイズになります。
なぜAPS-Cサイズを買うならエントリー向けカメラなの?
APS-Cサイズのエントリー向けカメラはキヤノンではkissシリーズ、ニコンはD5600またはD3400に該当します。この辺りのカメラを買っておいた方がいいということです。
しかも冒頭では「APS-Cサイズの中級機は買うな」とまで行ってしまってます。
その理由としては。
一眼にハマると絶対に新しいカメラor上位のカメラが欲しくなるからです。
「だったらエントリー向けカメラ買おうが中級機カメラ買おうが同じではないか」と突っ込むところですが、確かにその通りです。
ですがね、一眼レフを中心に回っている生活ならまだしも、趣味レベルの休日カメラマンに大きな一眼レフが何台もあっても扱いきれません。
で、僕が考えるのが
エントリー向けの小型軽量のカメラを最初に買って2台目が欲しくなるタイミングに1台目と性格が異なるフルサイズ機を導入し、理想の2台体制を構築することです。
- 小型軽量のAPS-Cカメラ
- 本格的なフルサイズ一眼
これが僕の考える理想の一眼レフ2台体制です。
APS-Cサイズの中級機はいい意味で中途半端
キヤノンでは80D、ニコンならD7500に該当します。
「APS-C中級機を買うな」と断言してしまいましたが。中級機は上位と下位それぞれのいいところを1台に収めたとてもバランスの良いカメラで、決してダメな一眼レフカメラではありません。
いい意味でバランスが取れすぎているんで、僕の提唱する理想の2台体制にあてはまらないんです。
- 小型軽量のAPS-Cにお手軽&望遠を担当
- フルサイズに室内高感度撮影&本気の撮影
上記ように2台それぞれに適材適所を作ってやることが理想の2台体制なんですが、これがAPS-C中級機になると。
- APS-Cサイズの割にカメラ本体がデカイ
- フルサイズより高感度が劣る
この2点のデメリットが僕的にはいただけない。
特にAPS-Cサイズのコンパクトさが全く生かされていないところがイタダケナイ!
この中級クラスのカメラを買う層って、あとあとフルサイズが欲しくなると思うんです。
いや、絶対に欲しくなります!
中級者向けのカメラは1台として見るととてもカメラなんですが、上位のフルサイズ機が欲しくなって新しくカメラを購入するときに「大きなカメラ2台もいらないや」と下取りに出したり、いざ手元に大きな2台カメラが増えても高感度で劣るAPS-Cサイズカメラは出番が減ってしまいます。(僕がそうでした)
APS-Cサイズの中級機って極端に言うと『高感度が弱いクセにデカいカメラ』ってことになります。
(ユーザーの方スミマセン! カメラ自体は本当素晴らしいカメラなんです‼︎)
新しいフルサイズカメラをお出向かいした時でも、フルサイズには無い小型軽量のお手軽なエントリー機はお散歩カメラとして共存できます。
趣味はハマるか飽きるかのどちらか
一眼レフ選びにこのページに訪れた方はプロのカメラマンではないはず(多分・・・。)
一眼レフに興味を持ったから、まずはどの一眼レフを購入すればいいのかな? と検索をしてこちらのページに訪れたと思います。
- 一眼レフカメラ = 趣味
というのが成立するんですよね。
仕事で一眼レフカメラを使う方以外は趣味で一眼レフを始めるということです。
趣味っていうのはハマるか飽きてしまうかのどっちかなんです。
一眼レフに飽きてしまった。
買ったけど撮る写真が無い。
重たいからもう使わなくなった。
という方は一眼レフなんかやめてしまってカメラを売ってしまってください。
その逆の方。一眼レフにハマった場合では、必ず訪れるのが新しいカメラが欲しい『物欲』というのがやってきます。
一眼レフのハマり方にもよります。ただ写真を撮ることに熱中するなら、写真を撮り続けていればいいですが、世の男子は部類ガジェット好きです。
新しいカメラが欲しいと物欲が沸々と湧いてくるのです。
だったらいきなりフルサイズを買っちゃえ
一眼レフカメラを初めると憧れ的存在に君臨するのがフルサイズです。
フルサイズが写しだす圧倒的な立体感と高感度の強さを知ってしまうと必ず欲しくなってしまう。
だったら値段ははるけど最初からフルサイズ買ってしまおうよ!ってことです。
結局は最後にフルサイズにたどり着くなら、遠回りせず一直線にフルサイズ買えば無駄な出費をせずにすみます。
初心者だから扱いきれないと思うかもしれませんが、上位機種の方が操作性がよく(ボタンが多い)機能面もエントリー機とくらべて優れているので使いやすいです。
▼上位機種のメリット
- ボタンが多く操作性が良い
- ファインダー像が大きく明るい
- 防塵防滴仕様で丈夫な造り
フルサイズを持ってこそエントリー機の良さがわかる
フルサイズの描写もいいですが、いかんせんカメラもレンズも重くなる…。
あー、もっとお手軽に持ち出せる小さいカメラが欲しい…。
まさに僕がD5600を買った理由がこれです。
エントリー機は侮れない
フルサイズを手にする前は「APS-Cはフルサイズの下位」だと思っていましたが、決してそうではないです。
APS-Cサイズがフルサイズに負けるのは高感度の耐性ぐらい、フルサイズの弱点はその図体のデカさ。
カメラってものは外に持ちだして被写体追っかけてナンボです。
それぞれの弱点を補えるのが先程も申しましたが『理想の2台体制』なんですよね。
- 小型軽量のAPS-Cサイズ
- 高感度に有利なフルサイズ
僕の場合はお手軽お散歩&望遠担当にニコンD5600をおいて、リキ入れ撮影ではニコンD750に担当してもらっています。
性格の異なる2台が相性が良い
賛否はあると思いますが、性格が全く異なるカメラを所持することでそれぞれの利点を活かし、弱点を補える関係を作ることができます。
たとえばニコンですが、
- D500で動体連射担当
- D610でフルサイズを活かした静止画担当
こんな感じです。
性格が異なるカメラで2台体制を敷くことに反対意見としましては『操作方法が違うし、はきだす画の色も違う』という点。
これはシャッターチャンスに生活がかかっているプロぐらいしか言わないでしょう。
同じカメラが必要なのは写真でメシを食っている人。
商売道具は生命線なのでもちろんサブカメラも同じものを使います。
僕らはそこまで写真に命はかかっておりません。
趣味を嗜む程度なので2つも3つも同じカメラはいりません。
カメラを理解してくれない妻に呆れられてしまいます。
まとめ
何度も言いますが『理想の2台体制』を組むなら
- 小型軽量のAPS-Cエントリー機
- 本格的なフルサイズ機
この2台なら食い合うことなく、お互いの利点を活かし欠点を補える関係となります。
▼僕の2台体制はこちら
最初にAPS-Cサイズのエントリー機を買って写真撮影になれた頃に、ステップアップとしてフルサイズ機を導入する。
この流れだと最初のエントリー機を手放すことなく、2台体制も組むことができますね!
ちなみにAPS-Cサイズのカメラに追加のレンズを購入するときはフルサイズ対応のものを買って下さい。APS-Cサイズ専用のレンズはフルサイズカメラでは使うことができないので、将来フルサイズを導入するならレンズもフルサイズ対応のものを揃えておきましょう。
以下の記事を読めば無駄がなくレンズを揃えることができます。
Adobe Lightroomの使い方。地味な写真が簡単に印象的な写真に大変身!
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
Lightroom(ライトルーム)の使い方と一言で言いましても使い方って人それぞれで僕なんかはRAWファイルで撮影したものをゴリゴリレタッチする派ではありません。大量の子供の写真を整理するツールとして重宝させてもらっています。
Lightroomというソフトは本来は撮影した写真を自分の好み、写真を見る人に何を伝えたいのか何を主張したのかを明確にするレタッチソフトです。
僕はコンペに応募したり賞もらったりしたことがないただの週末パパカメラマンですが、僕が普段Lightroomを使ってどんな感じでレタッチしているのか、Lightroomを使うと写真がどれぐらい変化するのかを解説していきます。
レタッチはRAWで撮ってこそ生きる
ますはRAWファイルとは何なのかを理解する必要があります。
- JPEGファイル
- RAWファイル
たいていのデジタルカメラはこの2種類の写真データが撮影できるはずです。おそらく皆さんはJPEGファイルで撮影しているんじゃないですか?
簡単にJPEGとRAWの違いを解説しましょう。
JPEGファイルとは
デジタルカメラの世界でJPEGとは撮影した瞬間にカメラ内部で現像されたファイルになります。必要最小限のデータしか記録されていないので写真1枚あたりのファイル容量が軽くなります。
レタッチをする点ではJPEGは不利になります。必要最小限のデータしか残されていないので、写真データを調整できるのりしろが残されておりません。
RAWファイルとは
JEPGとは反対に撮影後にレタッチする想定でのファイルなので、JPEGよりも調整の幅が広く、人の目で見えない黒くつぶれているようなところもしっかりとデータが残されています。
Lightroomでレタッチする場合はこのRAWファイルで撮影することを推奨します。
データが残っている分、RAWはJPEGよりも約2倍容量が重くなります。
※ニコンD5600 RAW14bitとJPEG FINE Lサイズ比
後でレタッチする前提のデータなのでRAWの撮って出しはJPEGよりも味気のない見た目が地味な写真になります。
Lightroomでどんなことができるの?
基本的に写真の明るさや色合い、写真の傾きやトリミング、高感度ノイズの除去ができます。
露光量の調整(写真の明るさ)
左が撮影したままの写真で右がLightroomでレタッチをした写真です。
暗くなってしまった船の部分を明るくして、空の青色を出すために明るい部分を少し抑えました。
僕の場合は作品を仕上げるほどのガッツリレタッチしないので、ほとんどの場合はこの露光量の調整程度しかやりません。
暗くなってしまった写真でもちょっと明るくしてらるだけで見違えるようになります。
ホワイトバランスの調整
RAWファイルはホワイトバランスのデータがすべて記録されているので、撮影時に設定たホワイトバランスでもLightroomでホワイトバランスの調整をやり直すことができます。
こんな感じでホワイトバランスを後から色温度で調整してやることが可能。
気をつけないといけないのが、これはRAWで撮影した写真に限ってできることでJPEGだとホワイトバランスは調整できません。
▼ホワイトバランスに関してはこちらの記事をお読みください。
高感度ノイズの除去
RAWで撮影した写真はまだ何も手を加えられていないデータなので、暗い場面で高感度撮影をした写真には高感度ノイズがビックリするほどのっています。
これがJPEGならカメラ内部の画像処理エンジンで上手にノイズを消してくれますが、RAWは高感度ノイズを自分で消す作業が必要になります。
感覚的にはザラザラした高感度ノイズを紙やすりで削ってツルっとさせる感覚に似ているので、何が何でもノイズをゴシゴシ消そうとするとディテールを失ってしまいツルッツルの不自然な写真になってしまいます。
ここはディテールを残しつつ高感度ノイズを消していく作業になります。
僕的にはこの高感度ノイズを消す作業がなかなか骨の折れる作業でして、大量のRAWファイルのノイズを消すのが結構メンドクサイ。これが嫌なので自動で高感度ノイズを除去してくれるJPEG撮影をしています。
写真の傾き・トリミング
撮っている時は気づかないけど後で見てみると気付いちゃうのが水平が取れてない傾いた写真。
傾いた写真はLightroomで簡単に治すことができますし『自動』で水平を治す機能もありますのでパッと見気づかない傾きもLIghtroomが自動で直してくれます。
トリミングは人によっては邪道かもしれませんが僕はバンバンに使います。望遠で届かなかった写真もトリミングで被写体を大きくすることができますし、ちょっと構図がおかしくなっても余分な部分をバッサリトリミングで切り落とします。
邪道と言われようと気にしない。
この傾きやトリミングの機能はRAW、JPEGともに変わりなく使える機能です。
レンズ固有の補正
交換レンズによってレンズ固有の歪みや周辺減光(四隅が暗くなる)があります。
RAWファイルにレンズのデータが記録されているのでLightroomがそのデータを読み込み『レンズプロファイル』と照らし合わせて歪みを直してくれます。
レンズプロファイルはAdobe公式サイトでダウンロードができます。
サポート対象レンズプロファイル(Photoshop Lightroom 3/4/5/6 | Photoshop CS5.x/CS6/CC | Camera Raw 6/7/8/9)
プロファイルを使った調整はRAWファイルだけが必要なもので、JPEGは基本的にカメラ側で補正済みです。ニコンのカメラだと『ヴィネットコントロール』や『自動歪み補正』にあたる部分ですね。
実際に写真をレタッチしてみよう
ということで、こちらの一見して地味なRAWファイル撮って出しの写真をちょこっとレタッチして見ましょう。
1.余計な部分をトリミング
気持ち空の部分と左側が余分なので削ります。
トリミングは容赦なく行います。余分なところをガンガン削りましょう。
2.暗く影になった部分を持ち上げる
空の明るさに露出が持って行かれてしまい主題の船が暗くなっているので明るくします。
暗部を持ち上げるとつられて空が白く飛んでしまうのでハイライト部分を抑えます。
明るさを調整するだけでも写真は見違えるようになります。
3.色合いを濃くする
あとは好みで色を濃くしてみましょう。
ちょっとやりすぎ感はありますが色を濃くして印象的にしてみました。雲の形がキレイですよね!
パパッとやってここまで見た目を変えることができます。結構簡単。
失敗写真も挽回の余地あり
電飾がキレイだったので撮ってはみたものの撮れた写真は実際とは程遠い写真になってしまいました。Lightroomを使ってあの時見たままの記憶にあるキレイなクリスマスツリーを蘇らせてみます。
そうそうこんな感じだった!
『明瞭度』という輪郭をくっきりさせるパラメータを逆にマイナス方向にふって電飾のフワっと感を表現。ホワイトバランスを調整して暖色系に。
モニュメントの照明に露出が持って行かれて暗くなってしまった写真ですが・・・。
この通り、黒くつぶれてしまったと思っていたところもRAWファイルにしっかりとデータが残っていたので全体的に明るさを持ち上げることができました。
こんな感じで失敗したと諦めていた写真もLightroomで調整すると挽回ですることができます。
RAWファイルは後で助けてくれる
ちなみに先ほどの2枚はRAWで撮影しているのでJPEGだとのりしろがない分Lightroomを持ってしてでも調整できる範囲が限られてしまいます。
露光に自信がない難しい場面では保険という形でRAWで撮ってた方が後で助かることがあります。
VSCOでフィルムルックに!
デジタルカメラで撮った写真をクリック一つでフィルムルックにできるLightroomの有料プリセットがあります。
フィルムシミュレーションというもので実在するフィルムで撮影したような味わいになります。
白黒ネガフィルムネオパン
フジカラーSUPERIA
コダックポートラ
フィルムは全くの無知なので実際のフィルム通りにシミュレーションされているかどうかは知りませんが、VSCOを使うとクリック一つでフィルムルックに仕上げてくれます。
ちなみに僕が持っているVSCOプリセットは『02 Classic Film』です。他にもプリセットのラインナップがたくさん用意されており、興味がある方は一度VSCOのウェブサイトを見てみてください。
ひとつにつき多数のフィルムシミュレーションが入っておりますが、1セット59ドルとなかなかいい値段します。
まとめ
ゴリゴリレタッチするのではく「ちょっと暗いかな?」と思う失敗写真をちょいと明るくして成功写真に生まれ変わる魔法のツールです。Lightroomは全然難しいソフトではありません。
初心者にも使いやすく、だからと言って上級者には物足りないというわけでもありません。
一度Lightroomを使えれば写真の楽しさが今以上に何倍にも膨れ上がります!
そんなLightroomには買い切り版とPhotoshopがセットになった年間契約版があります。
『買い切り版のLightroom6』と『年間契約のLightroomCC』どっちがお得なのかと言う話になってしまいますが、気をつけないといけないのが買い切り版はすでにパッケージ版の販売は終了しておりダウンロードのみの販売になること。
『買い切り版のLightroom』は今後新しいソフトが販売されることがなくLightroom6で終了する予定なので、買い切り版が欲しい人は今のうちにLightroom6を買っておいた方がいいです。
買い切り版では今後発売されるであろうカメラのRAWファイルがひょっとしたらサポート外になる可能性があるので、買い切り版のLightroomを買おうとお考えの人は気をつけてください。
D750購入を躊躇するあなたへ。レンズキットを今すぐ買うべき3つの理由【D760はいつ出るの?】
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
ニコンD750の購入を考えているけど二の足を踏んでいる方。
D750は2014年9月に販売してかれこれ結構時間が経っており後継機D760(仮称)がいつ出てもおかしくない時期。
購入しようにも悩ましいタイミングでございます。
しかもこの前海外サイトのニコン公式ディーラーでD760と思われる販売ページがリークしました。
カメラを買った直後に次の新しいカメラが登場しちゃうとショックがデカイですよね。せっかく購入のために貯めたお金は新作カメラ購入にあてたい気持ちもわかります。
ですが、あなたはカメラが欲しいのか写真が撮りたいのかどっちなんですか? と問いたい。
今後出るかわからない後継機を待ち続けていると、撮れるものも撮れません。シャッターチャンスは二度と来ませんし、被写体が子どもなら成長は待ってくれません。
ということで、一眼レフカメラの買い時っていつなのか僕なりに考えてみました。
結論から言いますと『欲しい時が買い時』ってことです!
あなたの背中をガッツリ押させていただきます。
欲しい時に買え!
自分のD750も2016年の暮れに購入し同じ理由で悩みました。あの時買ってなかったらD750で撮影してきた一年間が無かった事になるんですよね。やっぱり『欲しい時が買い時』だと思います。
— へちまパパ@こどもスナップ (@hechima_papa) 2018年3月28日
僕がニコンD750を購入した時期は2016年12月でした。この時点でD750は販売から2年以上経っていたのでもう直ぐ後継機が出るのではと、D750の購入を躊躇していました。
「悩んでも仕方がないから買っちゃえ!」ということで、勢い半分で購入してしまいましたがあれから今現在、後継機は販売されておりません。
2016年12月にD750を購入してからこの記事を書くまで1年と少し経ちましたが、あの時D750の購入を躊躇していたらこれまでD750で撮ってきた写真がこの世に存在しなかったことになります。
ということで、欲しい時が買い時だから今買っちゃえと僕が背中を押す3つの理由をあげてみます。
1、新作カメラは値段が高くなる
出たばっかのカメラは値段が高いです。もうこれはどの商品もそう。
おそらく、後継機D760(仮称)と24-120のセットは30万円を超えると思います。
新製品は家電量販店での値引き交渉も厳しそうだし・・・。
D750が出た当初も24-120のセットが30万円を超えていました。
現在ニコンD750と24-120レンズのセットは家電量販店大手のヨドバシカメラで230,000円を少し切るぐらいの値段です。
いやこれ、めちゃくちゃ安いですよ。
フルサイズ一眼レフとナノクリF4通しがセットでこの値段って破格すぎる。
後継機が買える予算があるなら、浮いたお金で1本単焦点レンズが買ってしまった方が幸せになれるかもしれません。
後継機のレンズキットが30万円としてD750レンズキットが23万円で差額は7万円です。
7万円もあればスピードライトと50mm単焦点レンズを買ってもお釣りが帰ってきます。絶対こっちの組み合わせの方が撮影のバリエーションが増えるので楽しいと思います。いいんじゃないですかね?
それか割り切って中古でD750を買うかですね。
購入直後に後継機の発表があっても中古だったらショックは少ないかも
2、大幅なスペックアップは見込めない(と思う)
後継機D760(仮称)のスペックを予想した記事を以前書きました。
ここでも書きましたがデジタル一眼レフの伸びしろって昔ほど残っていません。
僕の予想になりますがD850やD7500を見る限り
- SnapBridgeでスマホと連動
- 液晶タッチパネル
- 高感度がほんの少し良くなる
- 4K動画対応
※上記のスペックは僕が予想したものなので事実ではないことをご了承ください。
これぐらいしかスペックアップが望めないと思います。この程度に高い新作を買うのはもったいなくないですか?
D750の時点で一眼レフカメラとしてすでに完成されています。
新しいもの好きで周りに自慢するならいいけど、この程度のスペックアップで後継機を待ち続けるのは時間ももったいないです。
ひょっとしたら、キットレンズとなるであろう24-85mmレンズが高速オートフォーカスのAF-Pレンズ(ステッピングモーター)になる可能性があるかもしれません。むしろこっちの方が期待が持てます。
▼AF-Pレンズの超高速フォーカスについての記事はこちらをお読みください。
この程度のD760(仮称)を待つぐらいなら、とっとと値段の安いD750を買ってガシガシ写真を撮ろうってことです。
3、シャッターチャンスは今しか無い
冒頭にも書きましたが『写真が撮りたいのかカメラが欲しいのかどっち?』ってことです。正直これから出るであろうD760(仮称)で撮れてD750に撮れないものなんてありません。どっちも撮れる写真は同じです。
ただちょっと機能が便利になるだけ。それだけのことにいつ出るかはわからない(出ないかもしれない)後継機をずーっと待つのは時間がもったい無いと思います。
僕も後継機の影に怯えながらD750を購入しましたが、本当にあの時買ってよかったと思います。だってあの時買っていなかったらD750で撮影した写真がなかったことになってしまうから。
ディズニーリゾートの年間パスが切れる前にどうしてもフルサイズが欲しくて勢いでD750を買いましたが正解でした。
ニコンD750ユーザーの素晴らしい写真を堪能しよう
saizouさん(@saizou4)
カメラと共にステキな記録(ログ)を - ログカメラ
meguさん(@photo_c_mei)
ゆるカメライフ | ゆるく楽しむ、初心者のカメラライフ。
僕がニコンD750の購入を考えていた時にお二方のサイトになんどもアクセスをして購入の参考にさせていただきました。
お二方はニコンD750ユーザーでございます。プロのカメラマンではありませんがD750を使いこなして本当に素晴らしい写真をお撮りになっています。
ぜひサイトへ訪れてみてください。
まとめ
デジタルカメラなんて次から次から新しいものは出てきます。
ニコンD760(仮称)が登場してもその3年から4年後にはまた新しいものが出ます。欲しい時が一番の買い時だと僕は思います。悩めば悩むほど後継機の販売が近づいてくるのでD750が欲しいと思ったら買ってしまいましょう。
それかあれですね、D850買っちゃえばD760(仮称)が出ても全然気にならないでしょう。絶対スペックで上回ることは無いです。
だからね、こんなことで悩むぐらいならとっととカメラ買って写真をいっぱい撮りましょう。シャッターチャンスは二度と来ませんから。
▼マップカメラでニコンD750とナノクリ標準ズームのセット・50mm単焦点レンズ・スピードライトのおすすめセットを作成しました。
新品価格で30万円以内におさまってます〜
ということでね、 ほらほら行っちゃって楽になりましょう〜
ニコンD5600レビュー。すんごく良いカメラなのであえてダメな部分をあげてみました
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
ニコンD5600のダブルズームキットを購入して使い始めてから約1ヶ月ほど経ったところで、D5600ついて書いてみようと思います。
一番の感想は本当に良いカメラ。
漠然とした感想でスミマセンが、本当に良いカメラです。
小さなボディながら一眼レフカメラとしてしっかりと作られており、エントリー機だからと言って侮れないです。
- カメラが軽くて良し
- DXフォーマットなので画質良し
- 一眼レフだから操作性良し
- SnapBridgeで時間狂い無し、位置情報入る
- AF-Pレンズのオートフォーカスが超速で良し
D5600の良いとこはあげてもキリがないんで・・・。
今回はあえて、ニコンD5600の『ダメなところ』を書いてみようと思います。
僕は他にニコンD750を使っているのでD750と比べてみてD5600の気になるところをあげてみます。ちなみにD750とD5600はフォーマットが違うので画質に関しては触れません。機能面での気になった部分です。
あえてあげるニコンD5600のダメなところ
ということで1ヶ月使ってみて良いカメラだったニコンD5600ですが、僕が気になった部分をあえてあげてみます。
1、ファインダー像が小さい
D5600購入前から気にしていたところがこのファインダー部分。実際に1ヶ月使ってましたが、やっぱりD5600のファインダーはすごく見づらい。
D750はファインダーの結像にペンタプリズム(ガラス製)を使っているのに対しD5600はペンタミラー(鏡)を使っています。
- D750 = ペンタプリズム
- D5600 = ペンタミラー
ペンタプリズムはカラスの塊なので光の軸がズレることがなくミラーより屈折率が高いのでファインダーの倍率(像の大きさ)をあげることができます。ペンタプリズムに使われるガラスの純度が求められるので製造コストが高くなり、かつガラスの塊なので重量も増します。
逆にペンタミラーは鏡を合わせただけなので、重量を軽くできる利点があり小型軽量のエントリーカメラに多く使われています。欠点はペンタプリズムよりファインダー像が暗くて小さくなってしまうところ。
実用上ではペンタミラーでも全く問題はありませんが、マニュアルでピントを合わせたい時はピントの山が非常につかみづらくなってしまいます。
ペンタプリズムのD750に慣れていた僕はペンタミラーのD5600のファインダーを覗いた時に、ピントがあっているはずなのになんかモヤっとしたスッキリしない像だったので「ペンタミラーってあんまり良くないな」という本音が出てしまいました。
オートフォーカスでほとんど撮影を済ます人ならペンタミラーでも大丈夫だと思いますが、マニュアルフォーカスを考えているならここは注意が必要です。
D750はフルサイズですがD5600はAPS-Cサイズなのでファインダーの像はそもそも小さくなってしまいます。これはフォーマットが違うので仕方がありません。
2、バリアングル液晶が使いづらい
自由自在に角度が変えられるバリアングル液晶ですがこれが慣れません。
D750はチルト液晶ですがD5600はバリアングル液晶です。バリアングル液晶って液晶の角度を変えるとき、チルト液晶に比べて動作が一つ余計に増えてしまうんです。
バリアングル液晶は一度液晶を開くという動作が必要なので少しめんどくさい。常に角度を変えられるように開きっぱなしってわけにもいきませんしね。
チルト液晶に慣れてしまっている僕はバリアングル液晶が少々使いづらいんです。
3、静止画撮影時と動画撮影時の露出設定が個別ではない
どういうことかと言いますと、僕は一眼レフで動画撮影のときに
- 絞りを絞りまくる(F11以上)
- シャッタースピードは遅く(1/60以下)
- ISO感度は絞り値とシャッタースピードに合わせて自動感度制御
こんな感じで静止画撮影(写真)とは全く違う露出設定にします。
ニコンD750ではライブビューボタンに静止画と動画の切り替えレバーがあるので、動画撮影時に設定した露出が静止画撮影に引き継がれないようになっています。
レバーを切り替えると露出設定も切り替わります。
これがD5600には無くてライブビュー時にレリーズボタンを押すと写真が撮れ、RECボタンを押すと動画撮影という感じで、露出設定が静止画と動画で共有されているんです。
僕は静止画と動画の露出設定が極端に違うので、露出設定を一緒にされちゃうと非常に困る。
4、コンパクトがゆえの悩みごと
これをダメというのは少しD5600に対してかわいそうなんですが、カメラがコンパクトすぎるので大きなレンズをつけると重心のバランスが大きく崩れてしまいます。
キットレンズとしてセット販売されている標準ズームと望遠ズームの両レンズの相性は抜群ですがFXフォーマット対応レンズとなると重心がレンズに持って行かれてしまいカメラが構えづらくなってしまいます。
望遠レンズではないですよFXフォーマット標準ズームレンズですw
極端な例ですがこんな感じでカメラがコンパクトすぎるので大きなレンズとの相性があんまり良くないです。
まとめ
ざっくりとニコンD5600のダメなところをあげてみました。
気になったところをこうやって改めて書いてみると、D5600の欠点というかエントリー機ゆえに省かれてしまってので不便になったという点と、比較したD750に慣れてしまった僕に原因があるようですね。
D5600のダメなところをひねり出してみましたが、結論はダメなところよりもイイところのほうが上回っている。『ニコンD5600は非常に買い』なカメラということです。
ということでD5600を使って1ヶ月経った感想でしたー。
レンズキットにはレンズフードが付属していないので別途購入が必要です。
レンズフードは必需品なのでこれぐらい付属して欲しかったんですが・・・。
▼レンズフードの大切さを書いた記事はこちら
ホワイトバランスの調整はオートで十分! その理由とオート設定の注意点
カメラを初めたばかりの方、ホワイトバランスは何に設定していますか?
ん? 『晴天』ですか?
外で撮影するから『晴天』に設定している?
そもそも、ホワイトバランスってどういうことなのか。
『白を白く写る』というのがホワイトバランスなんです。「白は白く写るに決まってんだろ」と思った方はいるはず。ですがカメラってその当たり前のことができないんですよね。
晴天の下で白いもを白く写したいからホワイトバランスを『晴天』に設定するのです。このことを理解してる人って結構少ないのでは?
今回は「ホワイトバランスについての基礎の基礎」と僕がスナップ撮影で絶対にオススメするホワイトバランスオートについて書いてみました。
人間の目は超優秀
人間の目って本当にすごいんです。
カメラを始める前は特に気づきもしませんでしたが人間の目はどんな光源の状況下、白いものは白く見えるようになっています。
でも機械であるカメラはそうもいかないんですよね。
人間の目は違和感なく太陽光でも電球のしたでも白いものは白く認識できますが、カメラってこれが白と認識できないんです。
カメラって太陽光のしたでは白く見えるように設定しても、電球のしたでは白がオレンジ色に写ってしまいます。
ホワイトバランスとは
ホワイトバランスというのは主となる『光源』のもとで白い紙が『白く見える』ようにすること。
この主となる光源というのが「晴天」だったり「電球」だったり、その光源のもとで白い物がちゃんと白く写るように設定してあげる必要があります。
ニコンのカメラではホワイトバランスは
-
オート
-
電球
-
曇天
-
蛍光灯
- 晴天日陰
- 晴天
-
プリセットマニュアル
こんな感じで何種類があったはず。
ホワイトバランスを『晴天』にしてやると太陽光のもと屋外で白いものを白く写すことができ、『電球』に設定をすると電球が灯る室内で白いものを白く写すことができます。
色温度はケルビン(K)で表します
ここで専門用語『色温度』っていうものがありまして、太陽光はすごく色温度が高いんです。言い換えると太陽光はすごく青い(寒色系)
逆に電球は色温度がとても低くオレンジ色です(暖色系)
- 太陽光=寒色系=色温度が高い
- 電球=暖色系=色温度が低い
そして色温度は『ケルビン』という単位で表します。
上の図は左に行くほど色温度が低くなり暖色系、右に行くほど色温度が高くなるほど寒色系になるのをわかりやすく図解したものです。
解釈すると太陽光は青いので「青い照明」に照らされた白い紙は青く写ってしまいます。青い照明でも白い紙を白く写るようにするためのホワイトバランス設定が『ホワイトバランス:晴天』
『ホワイトバランンス:電球』はその逆になります。
様々な状況下ではホワイトバランス:オートで対応
晴れた日や曇り、室内などなど色温度が高かったり低かったりするのでホワイトバランスオートで対応することをオススメします。
僕は基本的にホワイトバランスの設定はオートです。
理由はいちいち状況によって設定を変えるのがめんどくさいから。
外に出たからホワイトバランスを『晴天』にして今度は室内に入ったら『蛍光灯』とかいちいち設定してられません。超めんどくさい。
ホワイトバランスを『晴天』にしたままで室内で撮影しちゃってて帰ってパソコンでプレビューした時に室内で撮った写真が全部赤くなってしまったとか、設定の戻し忘れも絶対あります。
JPEGファイルはホワイトバランスを後から直せないんで泣きを見る羽目になります。
最近のデジカメは画像処理エンジンが優秀なのでよほどのことがない限りホワイトバランスが外れることがありません。いちいち主光源が変わる度にホワイトバランスをいじっているとシャッターチャンスを逃してしまうし、しかも設定ミスる時もあります。
なので僕はホワイトバランス:オートで大体の撮影をまかなってます。
オートでもすべて対応できるわけではない
さすがの優秀なホワイトバランスもすべては対応できません。オート設定のデメリットをいくつかあげてみます。
夕暮れを夕暮れ色に写ってくれない
オートホワイトバランスは真面目なので何が何でも白いものを白く写そうとします。ここで困るのが夕暮れの時間帯での撮影です。
オートだと夕暮れが夕暮れ色に写ってくれません。夕暮れ特有の赤みを抑えてしまうんです。
律儀にホワイトバランスを取ろうとしちゃうんで撮影者の意図した色にならないんですよね。夕焼けを撮影するならホワイトバランスを『晴天日陰』等、ケルビンを高くして撮影してやります。
- 夕焼けが暖色系だからってケルビンを低く設定すると赤みがなくなってしまうので注意!
極端な光源の元でホワイトバランスが取れない
このような極端な色の照明ではオートでもさすがに限度を超えているのでホワイトバランスは取れません。
緑が多いとカメラが勘違いする
フレームいっぱいに緑を撮るとこのようなちょっと色あせたモノクロームな感じで写ってしまいます。おそらくカメラが勘違いして緑を白くしようとしているのかもしれません。
オート設定が心配な時はRAWファイルで撮っておく
便利なオートホワイトバランスにも対応しきれない場面もあるので、ホワイトバランスに自信がない時はRAWファイルで撮っておくことをオススメします。
RAWファイルはJPEGファイルと違いレタッチ(現像)を目的としたファイルなので、Lightroomなどの現像ソフトで撮影後のホワイトバランスを自在に変更することができます。
▼RAWファイルとJPEGファイルの違いについてはこの記事をお読みください。
▼現像ソフトLightroomに関しての記事はこちら
オススメのホワイトバランスってあるの?
そんなものは無いです。強いて言うなら「オートで撮っておこう」って感じです。
そもそもホワイトバランスって『白いものを白く』という意味なのでオススメも何もありません。ただオートに設定しておくととりあえず失敗が少ないので「オートがオススメ」ということです。
色の表現という意味では、暖色系に撮りたいなら色温度を高めの『ホワイトバランス:晴天』に設定したり、逆に寒色系にしたいなら色温度を低く『ホワイトバランス:電球』にするといったところでしょうか。
カメラによっては直接ホワイトバランスを色温度(ケルビン)で指定することもできるので、数字を高くして暖色系に撮影。数字を小さくして寒色系にすることもできます。
- 暖色系にしたいなら色温度を高め
- 寒色系にしたいなら色温度を低め
ニコンD750ではホワイトバランスを色温度で指定できたのでニコンの一眼レフなら中級機上の機種で設定できるはず。ちなみにD5600は色温度でのホワイトバランス設定はできませんでした。
まとめ
ということでホワイトバランスについてサクッと説明してみました。
ようは『白いものを白く』という設定なので基本はオート設定でOKです。オートでも対応しきれそうに無い状況やホワイトバランスに自信が無い時は保険でRAWファイルを撮っておくと後でいくらでも調整できます。
あと、寒色系に表現したいなら色温度を低め『電球』、暖色系なら色温度を高め『晴天』にすることを覚えておきましょう。
カメラ初心者のための写真が上手くなる記事まとめ
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
この記事ではカメラをこれから購入する人、カメラを始めたばかりの人へ向けたオススメ記事をぎゅっと詰め込んだページとなっております。
- あなたに合わせたカメラ選び
- カメラの基礎講座
- カメラ生活に必要不可欠なグッズたち
- ズームレンズからいよいよ2本目のレンズ選び
- 大切な撮影した写真データたちの管理の仕方
- カメラを持ってディズニーへ!
- まとめ
あなたに合わせたカメラ選び
どんなカメラで何を撮影する?
写真(静止画)を撮るデジタルカメラは大きく分けて3つ。
- 一眼レフカメラ
- ミラーレス一眼
- コンパクトデジカメ
あなたの撮影スタイルによって選ぶカメラが決まります。
撮影スタイルとは、今後あなたはカメラとどうやって一緒に過ごしていくかということです。
がっつり三脚を立てて景色を撮影するのか、常にカメラをポケットに忍ばせてスナップ撮影するのか、撮影スタイルは人それぞれ。
カメラには一長一短あり、一概に良し悪しは決められません。
この記事を読んでいただければそれぞれの特徴を知ることができます。
カメラメーカーは多様。オススメのメーカーは?
欲しいカメラの種類が決まれば次はメーカー選び。
一眼レフ二大メーカーであるキヤノンやニコンを始め、ソニーやオリンパス、ペンタックスやらパナソニックやら・・・。
たくさんあるカメラメーカーから自分の好みにあったカメラを選ぶことになりますが、ここで重要なのがメーカーを決めると自分のカメラ人生がほぼ決まると言っても過言ではないということ。
その理由はメーカーごとにマウントが違うから。
マウントとはカメラとレンズの接合部分の形です。メーカー選びに失敗すると後悔の度合いが結構でかいのでメーカー選びは慎重に行いましょう。
カメラの心臓部であるイメージセンサーサイズの種類
レンズから取り込んだ光を受け止めるフィルムの部分。デジカメではイメージセンサーと呼びます。
イメージセンサーにはたくさんの大きさがあって、35mmフィルムと同等のサイズであるフルサイズや一回り小さいAPS-Cサイズ。オリンパスが主力としているフォーサーズなどなど。
そんな多種多様のイメージセンサーの特徴を解説します。
ニコン各種フォーマットの違い
ニコンは他社とは違い、FXフォーマットやDXフォーマットなど独自のフォーマットの名前を使用しています。分かりづらいのでこちらの記事でまとめております。
可動液晶は超便利! バリアングル液晶やチルト液晶の特徴
販売されているデジカメのほどんどは背面の液晶画面がいろんな角度にできる可動式となっております。可動式液晶にはバリアングル液晶やチルト液晶がありますが、バリアングル液晶のD5600とチルト液晶のD750を使う僕が、それぞれの便利なところ不便なところを解説します。
パパママ向けの一眼レフ&必要最低限のグッズまとめ記事
パパママ向けの軽くて使いやすい一眼レフとカメラと一緒に購入をしていたほうがいい必要最低限のグッズを一つの記事にまとめたものはこちら
僕が使っている一眼レフカメラを紹介
ついでに僕が撮影で使っているカメラたちを紹介しちゃいます。
▼僕が現在使っているカメラやレンズなどなどをまとめた記事はこちら
カメラの基礎講座
写真の明るさを決める露出とは
写真の明るさを決める露出に大きく関わる3つの要素があります。
絞り値・シャッタースピード・ISO感度
この3つの要素を詳しく解説。
4種類ある露出モードを理解しよう
露出をコントロールする4種類の露出モード。
プログラムオート・絞り優先・シャッタースピード優先・マニュアル
それぞれの用途や使い方を覚えてフルオートを卒業しよう。
白を白く写すホワイトバランス
写真の色を決める基礎となるホワイトバランス。
「そもそもホワイトバランスって何?」って人はこちらの記事をお読みください。スナップ撮影ではホワイトバランスをオートに設定することをオススメしています。その理由とホワイトバランスの本来の役目などなど解説しております。
子どものスナップ撮影で気をつけるべきこと
スナップ撮影とは前準備もなく生活風景を切り取る撮影ということです。ポーズを決めた子どもも可愛いですが何気ない仕草も写真におさめたいですよね。
大敵なのはブレた写真!
ここではそんな子どものスナップ撮影を上手に撮影するコツを紹介しております。
親指オートフォーカスをマスター!
別名「親指AF」と呼ばれるプロカメラマンの9割以上が使っていると言われるテクニックがあります。
親指AFを設定しシャッターボタンとオートフォーカスを切り離すことで、マニュアルフォーカスや置きピン、コンティニュアンスAFサーボを常に使用することができます。
カメラマン必須です!
親指AFを応用した撮影テクニックがこちら↓
カメラ生活に必要不可欠なグッズたち
カメラを長持ちさせるクリーニンググッズ
カメラやレンズは日頃のクリーニングや保管の仕方次第で大きく寿命に関わってきます。デジカメの宿命であるイメージセンサーの汚れや、レンズなんかは最悪カビが生えることもあります。
高価なカメラを大切に長持ちさせるためもクリーニンググッズを揃えましょう。
レンズフードはいろんな効果がある
レンズの先端につけるレンズフードの役割は遮光だけではない!?
僕が必ずレンズフードを装着している理由がここに書いています。
ズームレンズからいよいよ2本目のレンズ選び
単焦点レンズで一味違う写真を撮ってみよう
カメラを購入した時にセットになっていたキットレンズ(ズームレンズ)が物足りなくなったら単焦点レンズを買ってみよう。
単焦点レンズはズームレンズでは表現できない一眼カメラならではの“ボカした”写真が楽しめます。
単焦点レンズで撮影した写真を見ると、あたかも自分のカメラの腕が上がったのではないかと錯覚してしまう魔法のようなレンズです。
ニコンユーザー将来FXフォーマットを見据えたレンズ選び
DXフォーマット(APS-C)しか使えない専用レンズばかり買ってしまうと、いざFXフォーマット(フルサイズ)のカメラに買い替えた時に使えるレンズがなくて困ってしまうことがあります。
将来のカメラロードマップを見据えてフルサイズへ移行を考えている方にオススメのレンズの選び方を教えします!
写真だけではない! 一眼レフで撮る動画はまるで映画のよう
写真だけではもったいない! 一眼レフの大きなイメージセンサーで映し出す動画は映画を見ているよう。被写界深度の浅いボケがそのまま動画撮影できるのでハンディカムとは一味も二味も違う動画が撮れちゃいます。
でも一眼レフのピント合わせは超シビア。そんな難しい一眼レフの動画撮影のコツとオススメグッズを紹介。
大切な撮影した写真データたちの管理の仕方
SDカードっでいったいどれを買えばいいの?
カメラ・レンズと同じくこれがないと写真が撮れないマストアイテムがメモリーカードです。中でもSDカードは写真を保存するメモリーカードで1番普及しております。
結構みなさんSDカードに予算を残さず軽視されがちですが、SDカードもちゃんと品定めが必要なのです!
Lightroomで写真データを一括管理
撮影してきた写真の管理に欠かせないツールがこちら。
僕が超オススメする管理ソフトがAdobe Lightroomでございます。
RAWファイルからのレタッチを考えていない方にも是非使って欲しいです。膨大な枚数の写真管理がとっても楽になります。
もちろんLightroomでレタッチする方法もこちらで紹介しております!
大切な写真データを失わないために
いつ何時か不慮の災難が降りかかるかわかりません。
パソコンやハードディスクの故障、 ケアレスミスで大切な写真が思い出とともに一瞬で消えてしまうこともあります。
最悪な事態を避けるために2重のバックアップは絶対にやっておきましょう。
カメラを持ってディズニーへ!
僕はカメラも大好きですがディズニーも超大好きです。以前に年間パスも所持しておりました。ディズニーリゾートにはおさめきれないぐらいに被写体が溢れてるので、一眼レフとディズニーの相性はバツグン!
ニコンD750 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
ニコンD750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
ニコンD750 + AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
ディズニーにオススメ、ニコンDXフォーマットレンズまとめ
まとめ
これからカメラを購入しようとしている人。またはカメラを始めたばかりの人。
この記事はそんな人たちへ向けた道しるべ的な記事を目指しております。
“目指している”というのは、かくゆう僕もカメラのプロではありません。偉そうにここまで書きましたが、僕はここに訪れたあなたよりも少し毛が生えた程度の知識しかない休日パパカメラマンです。
カメラの魅力をもっと伝えたいですがここでは書ききれません。
僕もカメラを始めて10年以上経ちますが今でも新しい発見の日々です。
写真には正解や答えはないです。楽しみ方は人それぞれ。
というかこれ以降も正解には辿り着くことはないでしょう。
これからカメラをはじめる人へこのブログが少しでもあなたのカメラライフの助けになれば幸いです。
そしてこのページも共に成長(加筆)を続けます。
可愛い我が子を撮るだけを生きがいにしておりますへちまパパでした。
バリアングル液晶とチルト液晶の違いとは? 便利だけどそれぞれのデメリットを知っておこう
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
今ではたいていのデジカメには液晶がいろんな方向へと可動することできる『バリアングル液晶』『チルト液晶』になっています。
こんな感じに液晶が動くやつです。
液晶がこうやって動いてくれるおかげで、今まで挑戦できなかったカメラアングルで日屋台を狙う事ができます。
この写真は子どもの目線までカメラを下げて歩きながらの撮影。ファインダーを覗きながらではできません。コケます。
一見、普通に撮ったように見えますが自分の前にいた人だかりが全然はけてくれないので、万歳した手をいっぱいに伸ばして上から狙って撮影をしました。
今では当たり前のようになってきている可動液晶ではございますが、便利な機能なのはもちろん、メリットに隠れたデメリットもございます。
ということで、新しくカメラの購入を考えている人。
『バリアングル液晶』か『チルト液晶』なのか、それぞれ出来る事、出来ない事があるので、このページを読んでいただきカメラ購入の参考になればと思います。
バリアングル液晶とチルト液晶の違い
そもそも、この2つの可動液晶の違いがイマイチ整理しきれていない人もいると思うので簡単に説明。
バリアングル液晶
僕が所持しているカメラでバリアングル液晶なのがこのニコンD5600です。
バリアングル液晶というのは縦と横の軸からなる可動液晶で全方向、あらゆる方向へ液晶画面を動かす事ができます。
チルト液晶
ニコンD750がチルト液晶です。バリアングル液晶と大きな違いはチルト液晶は縦方向にしか角度が付けれない事。バリアングル液晶ほど画面可動の自由度がありません。『チルト』なので縦方向しか動きません。
どっちも機能的な差は特に無いが
バリアングル液晶もチルト液晶もローアングルや手をいっぱいに伸ばして俯瞰撮影する事は出来ます。
が、
2つの可動液晶にちょっとした差があります。
バリアングル液晶はちょっと面倒くさい
たとえばファインダーが覗けないぐらいのローアングル撮影の時。バリアングル液晶のニコンD5600とチルト液晶のニコンD750で比較してみます。
パッと見た感じではわかりませんが、液晶画面をこの角度に持ってくるまでそれぞれの液晶の手順に違いがあります。
チルト液晶はクイッと液晶の下部を持ち上げるだけで画面を上へと向ける事ができますが、バリアングル液晶はいったん液晶画面を開いてから回転させて上へと向かせます。
このいったん画面を開く動作がバリアングルには必要なんです。
この動作が結構面倒くさいです。ワンタッチのチルト液晶に比べて手順が倍になりますからね。ささっと撮影のスナップではこの余分な動作がシャッターチャンスを逃してしまいそう。
常に縦方向に回転できるように開いた状態にしても、横に液晶が飛び出た状態なので邪魔になるし引っ掛けて壊してしまいます。
あとニコンD5600に限った話かもしれませんが、バリアングルの横軸はぐるぐる360°回転しません。270°までしか回す事ができません。
特に撮影で不便になる事では無いですが、これ以上回転しないのに間違って回転しない方にぐっと力を入れて壊してしまいそうになる。
チルト液晶は自撮りできないものもある
これは購入前にしっかりとカメラの仕様書を読んでおいたほうがいいです。
チルト液晶には液晶画面を被写体側へ(180°)向ける事ができないものもあります。自撮りができないって事です。
僕が持っているソニーのRX100M2のチルト液晶は180°向ける事ができません。
下方向はここまで
上方向はここまで
ちなみにRX100M3以降のチルト液晶は180°回転できるので液晶画面を見ながら自撮りする事ができます。
チルト液晶の可動領域は購入前に絶対にチェックしておきましょう。
ニコンD750のチルト液晶も被写体側まで回転できません。というか一眼レフはコンデジより圧倒的に重いので片手で一眼レフ持って自撮りをしようなんて猛者はいないと思いますが、三脚に一眼レフを据えてYouTuberみたいな自撮り動画を撮るならバリアングル液晶のカメラを購入してください。
ニコン一眼レフ限定の問題
バリアングル液晶やチルト液晶はファインダーを覗かず背面の液晶の画を見ながらの撮影になります。ここでニコン一眼レフの弱点が出ちゃいます。
一眼レフって基本的にカメラ内部のミラーが下がっている時はファインダーに画を結像させますが、液晶画面をを使ったライブビュー撮影の時はミラーが上がりイメージセンサーに直接取り込んだ画を見て撮影します。
ニコンの一眼レフではライブビュー撮影時、ミラーが上がるとオートフォーカスが位相差方式からコントラスト方式に切り替わるので、超速を誇っていたオートフォーカスもライブビュー時はコンデジレベルの鈍足オートフォーカスに成り下がってしまいます。これはニコン一眼レフの弱点です。
キヤノンは独自のデュアルピクセルAF方式でミラーが上がったライブビューでの撮影でも位相差方式とコントラスト方式のダブルで被写体を補足できるのでオートフォーカスは速いまま。
ニコン一眼レフの購入を考えている人は実機が触れるお店等で実際に手にとって見た方がいいです。これ結構重要なポイントです。
まとめ
という事で便利な可動液晶『バリアングル液晶』『チルト液晶』の特徴と注意点をおさらい。
バリアングル液晶
- 可動の自由度は高いが開いて回転する2回手順があって面倒
- 三脚立てて自撮りするならバリアングル液晶のカメラを選ぼう
チルト液晶
- ワンタッチで液晶の角度が変えらえる
- ものによっては自撮りできない事があるので事前に調べておく
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ハクバのレンズペンはレンズクリーニング決定版! 僕にとって無くてはならない存在
みなさんこんにちは!
へちまパパ(@hechima_papa)です。
出先での撮影の時、うっかりレンズの全面(前玉)に触れてしまいくっきり指紋をつけてしまうことはよくあること。こんな感じで。
ここでやってしまいがちなのが、衣服の端っことか適当なものでレンズを拭いてしまうこと・・・。
出先だし、めんどくさいから衣服で拭くのをやってしまいますが、衣類ってホコリやチリが付いているし表面はけっこうザラザラしているから、衣服で吹くのはレンズをヤスリで削るのと同じです! 恐ろしい・・・。
レンズ自体が消すれるというようりもレンズ表面のコーティングにダメージが及んでしまいます。
レンズはデリケート。やっぱ専用のクリーニンググッズは必要です。
撮影道具は極力減らしたいのはわかりますが、最低限のクリーニンググッズは持っていた方がいいです。で、そこで超オススメなレンズクリーナーがこれ。
ハクバのレンズペン。
こいつはマジで最高の必需品。一度使うと手放すことができなくなります。
これ一本で二役、撮影道具が減らせる優れもの。
今回はハクバのレンズペンの魅力を紹介したいとおもます。
出先のクリーニンググッズの決定版
これ1本でレンズがめっちゃキレイになる
クリーナー先端のカーボン粉末とセーム革チップでレンズについた指紋がキレイにふきとれるところがすごい。
レンズについてしまった指紋を適当な布ではキレイに拭き取れません。表面にムラができちゃいます。
こんな感じで余計に汚くなってしまう…。
これがハクバのレンズペンだと液体クリーナーを使うことなくこのペンだけだけで綺麗さっぱり指紋をふきとれます。
クリーニンググッズが揃ってる家の中だったらいいけど、出先だと液体クリーナーやらレンズペーパーとか持っていくわけがないじゃないですか。
「クリーニンググッズは一式絶対持っていくに決まってる」っていう一瞬の刹那を狙う本気のカメラマンならそうかかもしれないけど、パッと出の公園フォトでは僕は持って行きません。
こんな荷物を減らしたい僕にぴったりなのがハクバのレンズペンなんです。
一人二役のハクバのレンズペン
ハクバのレンズペンにはハケもついています。
このハケがなかなかいい仕事してくれるんですよ。
レンズペンでレンズを磨く前は必ずレンズの表面についたチリ等を除かないといけません、でないとゴミがついたまま磨くと付いたゴミでレンズの表面を削ってしまうかもしれないから。
なので磨く前はブロアーを使ってシュポシュポ吹いてやりますが、レンズペンのこのハケがブロアーの代わりになってくれます。
ブロワーって重いものではないけど、けっこうかさばってしまいます。
ハケがブロアの代わりになるから、ハケでレンズの表面に付いたチリやゴミを軽く落としてから、反対側のセーム革チップでレンズを磨きます。
レンズペン1本でブロアとレンズクリーナーの二役をまかなってくれます。
片手でワンタッチでハケを出せるのがいい!
片方の手にはレンズを持ってるんで、ワンタッチでハケを出すことができるのがいいですね。出先ではワチャワチャしちゃうんで非常に助かりま。
チップ側はネジ式キャップなので少し不便
ネジ込みキャップなので片手で蓋を開けることができない。出先ではこれがけっこう不便です。
立ったまんまでレンズクリーニングするとなるとレンズを支える手、レンズペンを持つ手、キャップを持つ手と手が3本必要になってしまう・・・。
せっかくハケがワンタッチで出せてすごい便利なんで、こっちの方をもっと使いやすく工夫して欲しかった。
レンズペンでのクリーニングのやり方
ハクバのレンズペンでのレンズクリーニングの手順を説明します。超簡単です。
1.ハケでゴミを取る
べったり指紋が付いたレンズの表面を反対側のハケで軽く払います。
レンスについたチリを落としておかないと、磨くときに傷をつけていまいます。
2.レンズを螺旋を描きながら拭く
ポイントはくるくる螺旋を描きながら中心から外側へ拭くこと。
螺旋を描く清掃の仕方は拭きムラが出づらいんです。レンズペンでのレンズ清掃に限らず、イメージセンサーのクリーニングなども中央から外側へ螺旋を描きながら拭き取るやり方です。
3.仕上げにもう一度レンズ表面をハケではらう
レンズの表面に先ほど吹いたカーボン粉末が残っているので仕上げでハケでゴミをもう一度払います。
これでレンズクリーニングの終わりです。
レンズペンはどれを買えばいい?
お気付きの人がいるかもしれませんが、さっきからレンズペンで拭いているのはレンズの前玉ではなくてレンズの保護フィルダーです。
僕はレンズ保護フィルターを必ず買って付けるのでレンズの前玉はレンズ購入初日には速封印。前玉自体に触れることはありません。
レンズペン購入の際はチップ部分が真っ平らな『保護フィルター用』をオススメします。
ハクバのレンズペンは清掃する部位によって、それぞれ適したチップの形があり、形状に合わせて様々なラインナップがあります。
レンズ用として販売されているレンズペンのチップ部分はレンズの前玉の形状に合わせて形がくぼんで湾曲しています。
レンズって常に保護フィルターをしているものなので意外とレンズの前玉自体は汚れることがないんです。汚れるのは保護フィルターの方です。
保護フィルターの清掃に適したチップが真っ平らなタイプを購入しましょう。
まとめ
お出かけでの撮影道具を減らしたい人に超オススメしたクリーニンググッズ。
そこそこお値段はしましたが、払うだけの価値はあります。一度使うともう手放すことはできません。
ハクバのレンズペン一本持っていれば、レンズが汚れることに恐がることはもうありません。心強い一本です。